今でも鮮明に思い出す、パチスロ歴２０年の中で出会った中でもとびきりヤバい人達【元パチプロＨの「パチスロが好きだから」＃２４】

パチンコ店には様々な人がいる。今までパチンコ店に入り浸ってきた私も、良いひとからちょっとアレな人まで色々な人に出会ってきた。

そんな中でも今回は、今まで見た中でも、とびきりの「ヤバい客」を紹介します。私も割と人間性に関しては難があるタイプではあるが、そんな私から見てもヤバいな思ったスーパーヤバい人だ。

「奪われたジャンキージャグラー」

あれは１０年ちょっと前の年の瀬のころである。その日、仕事終わりにパチンコホールに向かい、合算良さげな「ジャンキージャグラー」を発見。よし、打つかとタバコで台を確保しいったんトイレへ。

戻ってくると・・・あれ？なんか俺のタバコが合算１／３００くらいの隣の台に移動されてるんですけど。。。

確保したはずの台は違う人が座っていて、すでにＢＩＧを引いて消化中。

「ドユコト？？？」

いったん考えた。そもそも俺はちゃんとその台にタバコを置いていたのか。何かの間違いで隣の合算がアレな台を間違ってキープしていたのではないか？

考えた結果、俺はこんな台をキープしてない、隣の奴が自分のタバコを移動させて奪ったはず、という結論に達し声をかけることに。

僕「それ俺がキープしていた台ですよね？」
隣「いや、知らないけど」
僕「俺こんな台キープしてないから。タバコ移動させたよね？」
隣「いや、だから知らないって」
僕「じゃあ店員呼ぶけどいいの？」
隣「どうぞ」

あっさりどうぞと言われ、ちょっとだけ不安になったが、いやいやさすがに取っただろうという確信があったので、その台の呼び出しボタンを押し、そいつの後ろで仁王立ちで店員を待つことに。

―店員到着―

店員「どうされました？」
僕「この人に勝手に物移動させられて台奪われたはずなので確認してもらえます？」

―――店員が打ってる人にも聞き、上司にカメラで確認してもらうことに

で、確認から数分が経ったころ。
急に打ってたやつが立ち上がり「どうぞ」と言ってきた。

ん？どうぞ？どうぞってなに？
ていうかそれ、やっぱり俺の台じゃん！！！

ＢＩＧ後少し回したメダルもそのままで、店員にこれをそのまま打っていいのか聞くと、「あちらのお客様が非を認めたということですから、打って大丈夫です」と言われて無事取り戻すことに成功。しかもＢＩＧ後、数Ｇ回してただけのメダルもプラスして。

ここに「投資０枚で２５０枚ほどのメダルを獲得するという攻略法が完成」してしまったのである。ちなみにその後、メダルは全部飲まれて数千円負けた。

「神速の台パンマン」

イライラした時に、「つい手が出そうになる」というのは人間だから分からなくもない。ただ、その彼は普通の人ならまだ「ストレスＬＶ１」だろうという状況ですら手が出る男。

「神速の台パンマン」と、私の仲間内から呼ばれていた。

ある日、朝から「初代キン肉マン」で、その「台パンマン」と隣になってしまった不幸な僕。だが同時に「どんな早さで台パンが飛び出すんだろう」というワクワク感もあった。（台パンが飛び出すのは確定事項）

彼の台パンスピードは私の想像を超えていた。
遊技開始３分、１発目のボーナスをスカッたところで・・・

パァン！！！

優勝！優勝です！！

さすがに開始３分の台パンは予想してませんでした。
文句なしの優勝です。彼以上の人は他にいないでしょう、実際未だに彼の背中が見えるレベルの人すらあったことが無いです。

ちなみに「初代キン肉マン」は今でいう「バジリスク絆２」に似たゲーム性で、ボナが軽いのでボナを引いてＡＲＴスルーなんて日常茶飯事。そんなんで殴ってたら拳がいくつあっても足りないよ！

パァン！パァン！・・・

その後も彼の台パンはとどまることを知らず、ホールには乾いた音が鳴り響いていた。

「ホールでジャンケンをするハイエナ」

通っているホールに、ハイエナしかしない「エナ専」と言われる人がいたりしないだろうか。いつもいるし、ひたすらホールを徘徊してたりするから、顔を覚えたりしますよね。

当時、通っていたホールには、そんなエナ専が２，３人いたのだが、ある日エナ専の２人がホールの中で急にじゃんけんをし始めた。

不思議に思ってちょっと観察していると、どうやらオイシそうなエナ台をどちらが打つかでジャンケンしているらしい。

ちなみにその台はまだ打ってる人がいて、空いた時にどちらが打つかのジャンケンらしい。

まだ空くかどうかも分からないのに、ジャンケンでどっちが打つか決めるって・・・うん、ちょっとキモいかな（直球）。
※スロプーみたいなことをしてた自分もあまり人のことは言えんが

以上、私が今までホールで出会った「ヤバい人たち」でした。
他にも変な人を思い出したら、また書こうかなと思う。