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【パチンコ経営企業分析】パチスロの新台を最も積極的に導入しているのは愛知県、2023年2月度の新台導入評価(パチスロ編)

直近のパチスロ新台導入評価(2022年9月~2023年2月の6か月間の評価)を元に考察を行っていく。

上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。

都道府県店舗数S店舗S前月差分

愛知県 390 57 54 +3
東京都 514 51 55 ▲4
神奈川県 356 40 40 0
福岡県 274 36 32 +4
千葉県 276 36 32 +4
埼玉県 303 30 29 +1
大阪府 477 28 26 +2
茨城県 181 26 26 0

この表を見ていくと、「S」ランク店舗数が最も多い店舗は「愛知県」であった。同県はパチンコの「S」ランク店舗は大幅に減少したものの、パチスロは前月より増加していた。
一方で「S」ランク店舗数が前月より減少して2位に落ちた「東京都」は、パチンコは逆に前月より増加していたことから、対照的な動きを見せていた。

また、その他10店舗以上ある都道府県は、静岡県、北海道(以上17店舗)、岐阜県(13店舗)、群馬県、岡山県(12店舗)、三重県(11店舗)、福島県(10店舗)となる。

前月と比較すると、福島県が10店舗以上になり、兵庫県が前月は12店舗あったのだが今回は10店舗を下回っていた。なお、1店舗も該当しない県は前回同様6県が該当した。

では、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県を見ていく。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。

都道府県店舗数S比率前回比率

愛知県 390 14.6% 13.7%
茨城県 181 14.4% 14.1%
群馬県 91 13.2% 12.0%
福岡県 274 13.1% 14.0%
千葉県 276 13.0% 11.3%
三重県 87 12.6% 14.9%
岐阜県 114 11.4% 12.3%
神奈川県 356 11.2% 11.2%
岡山県 112 10.6% 11.5%
鳥取県 39 10.3% 10.3%
宮崎県 90 10.0% 10.0%

この表の結果、「愛知県」は「S」ランク店舗数だけでなく、「S」ランク店舗比率も最も多かったので、パチスロの新台を最も積極的に導入していると言えよう。

一方、「東京都」においては、前月は店舗比率が10.5%だったのだが、今月は10%を下回っていた。パチンコは、店舗数・店舗比率がともに最も多かったことから、パチンコほど新台は導入されていないのだろう。

また東海地方はパチスロの新台導入が積極的な傾向がみられるのだが、「三重県」においては「S」ランク比率は12.6%と高いものの、前月の14.9%からは大きく減少していた。

半年間の実績を元に上位500店舗を「S」ランクに設定しているのだが、パチンコとパチスロを比較すると、「愛知県」「東京都」は真逆な動きを見せていたように、都道府県ごとに異なる傾向が見られた。また、上位の都道府県の顔ぶれは変わらなくても、比率が大きく変わったところも多い。

各エリア内で営業している企業の思惑が絡み合った結果だと思われるが、次月はどのような動きを見せてくれるだろうか。


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