「５号機名機列伝」と題し、当時打っていてまさに”名機”と呼ぶにふさわしいと感じた機種を週一くらいで紹介していく。
最終的には１００機種くらいは紹介したい。５号機時代は長かったし、たぶんイケる・・・ようないけないような。（敵は己の記憶力か）
今回は第１回目ということで、非常に悩んだが、個人的にも思い出深いあの機種にした！
「新世紀エヴァンゲリオン～まごころを、君に～」（ビスティ）
２００７年導入。２００５年に導入された５号機パチスロ第１弾「新世紀エヴァンゲリオン」の後継機で、後に「５号機Ａタイプといえばエヴァ」という印象をユーザーに与えた名機である。私もそれはもう、当時は時間が有り余っていたしアホみたいに打ちんだ。
設定差のある小役を数えて設定推測をするという「小役カウント」が一般的になり、「小役カウンター」というものを一般に普及させた機種でもある。
・・・いや、「小役カウンター」が広がったのは次の「エヴァ約束」からかな？「エヴァまご」当時はベル５回引いたら横にコインとか、かなりアナログなことをしていた記憶がなくもない。交通調査で使うようなカウント機を使ったり。（今はスマホもあるしホント便利になった）
５号機Ａタイプの短所と思われていた部分がむしろ長所に
エヴァシリーズといえば、チェリーは右リールで払い出し。
「ボーナス図柄とチェリーをくっつけたい！でもボナ入賞時に払い出しは禁止されてる！どうしよう！」ということから、右にチェリーを止めて払い出しという仕様になったのだろう。
さらに４号機から５号機に移行するにあたり、リール制御が「１フラグ１制御」に変わり、出目の幅が非常に狭くなってしまった。特にＡタイプといえば出目が命なので、面白い台を作るにあたり死活問題。
そこで登場したのが「小役とボーナスの重複」（調べたら２００５年導入の「デビルマン」が小役重複を導入した初めての機械らしい）。
今となっては多くのＡタイプの機種に搭載されている「リーチ目役」とかも、そういう事情から、ボーナス成立Ｇの出目の幅を広げるために搭載されている。
ただ、ルールが変わったことで逆に「左リールにチェリーが止まって右でチェリー否定」だとか「左にチェリーがいないのに右リールにチェリーがコンニチハで重複確定」だったりと、逆にあの仕様だからこそ当時としては斬新なリーチ目が楽しめた。
他にも黄７が上段まで滑ってきて右にチェリー停止で「黄頭ボーナス確定」だったりと、「ボーナス優先制御」「成立したフラグは最大限（４コマ）引き込む」という、不安視されていた部分を上手く長所に変えられていたように思う。
上段に黄７が止まって中リールでスイカを否定した瞬間とか最高だった。
後は青７を下段にビタ！っと、止めてみたりとかね。
今はまた小役優先制御になったが、ボナ優先制御は、あれはあれで狙う楽しみがあった。１確が多い変わりに１殺も多かったが。
設定状況も良かった
ホールの看板機種ということもあり、高設定投入率も高かった。
しかも推測のメインはベルなどの「小役確率」で、仮にボーナスが当たらなくとも推測の情報が得られるというのも、打ちやすく狙いやすい。（６判別にはボーナス中のスイカが超大事だったが）。
とはいえ、やはりすぐに小役確率などから見抜けるはずもないし超荒れる。
３００Ｇくらい設定６以上で推移していたのに、急に落ち始めてヤメる頃にはタコハマリしていたり…。
ボナ確に関わらず、低設定でもある程度動いちゃうようなところも、お店側が高設定を入れやすい要因だったように思う。ボナが軽くても小役が悪ければ勝ち逃げ出来るし、「とりあえず朝はエヴァまごかな」みたいなノリで、よく打ってた。勝ち逃げできるＡタイプは優秀。
ちなみにボーナス中はベルの時に逆押しで左リール中段に青７ビタ押しでベルを外せて、ＢＩＧ中の試行Ｇ数を増やすというプチ攻略法も確かあった。（獲得枚数が減るので効果は微妙だが）
エヴァまご全盛期、私はただの暇人だった
当時、北海道に住んでいたのだが、ヒマすぎて、たまに意味もなく東京にパチスロを打ちに来てたりしてた。東京は凄かった。
普通に「設定６」みたいなＰＯＰが刺さっているんだもの。しかも信頼度も高くて、空き台に設定６（と思われる）札が刺さって打ってみたら、これが本当に設定６挙動。東京って凄いとこだなと、当時は思っていた。
エヴァまご事件簿
導入初日に某店でひたすら「ノーマルＢＩＧ（黄７）が連チャンし続け万枚達成」という事件があった気がする。どうやらボーナス確率がとんでもない「ショールーム用の基板」の台が混入して起きた事件だとかなんとか（真相は分からないが…）。そんな設定２０くらいありそうな台、ホールで打ってみたい。記憶があいまいだが、秋葉原とかその辺のお店だった気がする。
以上、「５号機名機列伝」第１回目は「新世紀エヴァンゲリオン～まごころを、君に～」。
私の記憶は大体パチスロと紐づけされているため、当時のことを思い出しながら色々懐かしくなった。
©GAINAX・カラー／Project Eva.