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【パチンコ経営企業分析】北海道における新台入替状況、直近1年間で「S」ランクのパチンコ店が大幅に減少

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回も新台導入台数が減少傾向にある「北海道」の新台導入評価についてみていく。

前回のコラムで北海道における新台導入台数は減少傾向が顕著に表れていることを示したが(前回のコラムはこちら)、新台導入評価が上位ランクの店舗数はどのように変化しているのかを見ていきたい。

まずは、直近のパチンコ新台導入評価(2022年9月~2023年2月の6カ月間の評価)にて「S」ランクの店舗はパチンコが10店舗、パチスロが15店舗となる。そのうちパチンコ、パチスロともに「S」評価となったのは下記の6店舗。

パチンコ・パチスロ「S」ランク店舗
店舗名 グループ名 住所
プレイランドハッピー東苗穂店 新和グループ 北海道札幌市東区
プレイランドハッピー麻生店 新和グループ 北海道札幌市北区
マルハン苫小牧駅前店 マルハングループ 北海道苫小牧市
タワーひまわり 合田観光商事グループ 北海道札幌市中央区
イーグルR-1南8条店 正栄プロジェクトグループ 北海道札幌市中央区
MEGA M’S 1121西岡店 エムズグループ 北海道札幌市豊平区

また、グループ別に「S」ランクの店舗数をパチンコ・パチスロ別に見たのが下表となる。

「S」ランク店舗数
グループ名
マルハングループ 2 5 6
新和グループ 3 4 5
合田観光商事グループ 1 3 3
正栄プロジェクトグループ 1 2 2
エムズグループ 1 1 1

※同一店舗でパチンコ、パチスロそれぞれ「S」ランクの場合もあるので、合計値と「P」「S」の合算値は異なる場合がある

「マルハングループ」と北海道を中心に店舗展開している「新和グループ」「合田観光商事グループ」「正栄プロジェクトグループ」において「S」ランク店舗が複数見られており、これらのグループが新台導入を積極的に行っていることが分かる。

では、以前と比較するとこれらの店舗数はどのように変化しているのだろうか。過去2年を振り返ってみると下表の通り店舗数は変動していた。

期間 「S」ランク店舗数 「A」ランク店舗数
パチンコ パチスロ パチンコ パチスロ
2020年09月~2021年2月 15 25 27 23
2021年09月~2022年2月 15 23 30 27
2022年09月~2023年2月 10 17 15 19

このように、昨年、一昨年では店舗数にそれほど変動はなかったのだが、直近1年間で該当店舗数が大幅に減少している。

「S」ランクは上位500位以内、「A」ランクは上位1000位以内となっているので、新台を積極的に導入している店舗数も減少してしまっていた。

ちなみに、過去の「S」ランク店舗一覧を見比べてみると、以前は積極的に新台を導入していたものの、現在は異なった戦略をとっていると思われるグループも見られた。

この結果が北海道の新台導入のペースが落ちた一因と言えよう。それでも新台を積極的に導入している店舗もまだまだあるので、今後の北海道がどのようになっていくか注目していきたい。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


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