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【パチンコ経営企業分析】東京都のパチンコホールにおける新台導入評価、『エスパス』の「日拓グループ」が圧倒的な存在感

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は、パチンコの新台導入実績が非常に高い「東京都」における新台導入評価(※1)を見ていきたい。

東京都の直近の新台導入評価(2022年9月~2023年2月の6カ月間の評価)では、パチンコは「S」ランクの店舗数・店舗比率ともに全都道府県の中で最も多かったものの、パチスロにおいては前回よりも店舗数が大幅に減少した結果首位から陥落し、店舗比率も10%未満にとどまっていたように、パチンコとパチスロで両極端な動きを見せていた。

その中でパチンコ・パチスロともに「S」ランク評価だったのは35店舗。これは20グループの中に含まれているが、そのうち複数店舗を持つのは下表の7グループ。

パチンコ・パチスロ「S」ランク店舗数
グループ名 店舗数 グループ名 店舗数
日拓グループ 7 デルパラグループ 3
浜友観光グループ 3 メッセグループ 3
パラッツォ東京プラザグループ 2 マタハリーグループ 2
みとやグループ 2

このように「日拓グループ」が圧倒的な存在感を示している。また、グループ別に「S」ランクの店舗数をパチンコ・パチスロ別に見たのが下表となる。

「S」ランク店舗数
グループ名 両方
日拓グループ 9 7 7 9
マルハングループ 5 5 1 9
ガイアグループ 6 1 1 6
メッセグループ 3 4 3 4
浜友観光グループ 4 3 3 4
オーシャングループ 2 2 0 4

※同一店舗でパチンコ、パチスロそれぞれ「S」ランクの場合もあるので、合計値と「P」「S」の合算値は異なる場合がある

これを見ていくと、パチンコ・パチスロ満遍なく積極的に新台を導入している「日拓グループ」、店舗によって傾向が異なる「マルハングループ」、どちらかというとパチンコに注力している「ガイアグループ」といった傾向が見られた。

では、以前と比較するとこれらの店舗数はどのように変化しているのだろうか。

過去2年を振り返ってみると下表の通り店舗数は変動していた。

期間 「S」ランク店舗数 「A」ランク店舗数
パチンコ パチスロ パチンコ パチスロ
2020年9月~2021年2月 68 83 49 41
2021年9月~2022年2月 61 66 43 48
2022年9月~2023年2月 67 51 52 49

パチンコは昨年同時期に高ランク店舗数が減少しているが持ち直しているが、パチスロの新台導入頻度が大幅に落ちている様子が見られた。

ちなみに、2020年9月~2021年2月に「S」ランクだった83店舗のうち、2022年9月~2023年2月時点でも「S」ランクだった店舗は33店舗と半数以下になっていた。

このようにパチンコは新台を積極的に導入している傾向がみられるのだが、パチスロにおいては落ちていることが見られた。

その中で圧巻なのは「日拓グループ」。次月以降も東京都における新台の導入状況は同グループが中心になるのだろうか。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


コメント:1件 コメントを書く

  1. エスパスは建物が安っぽいのと、階段歩かされるのがなあ。3階なんて誰も行かないよ?

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