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【パチンコ経営企業分析】福岡県における新台導入評価、地元パチンコチェーンはパチスロの新台導入に積極的

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は「福岡県」の新台導入評価(※1)について見ていく。

福岡県は、直近の新台導入評価(2022年9月~2023年2月の6カ月間の評価)において「S」ランクの店舗数・比率は、パチンコが25店舗で9.6%、パチスロが36店舗で13.1%と、どちらかというとパチスロの新台を積極的に導入している地域だといえるだろう。

その中においてパチンコ・パチスロともに「S」ランク評価だったのは19店舗。これは10グループの中に含まれているが、そのうち複数店舗を持つのは下表の5グループ。

パチンコ・パチスロ「S」ランク店舗数
グループ名 店舗数 グループ名 店舗数
NEXUSグループ 4 ユーコーグループ 3
フェイスグループ 3 八城観光開発グループ 2
宣翔物産グループ 2

このように複数店舗を持つ5グループを見ると、最も店舗数が多かった「NEXUSグループ」と「八城観光開発グループ」は、九州以外に本社があるグループであった。

また、グループ別に「S」ランクの店舗数をパチンコ・パチスロ別に見たのが下表となる。

「S」ランク店舗数
グループ名 両方
タイラベストビートグループグループ 2 6 1 7
NEXUSグループ 4 5 4 5
フェイスグループ 4 4 3 5
宣翔物産グループ 3 3 2 4
ユーコーグループ 3 4 3 4
玉屋グループ 0 3 0 3
八城観光開発グループ 2 2 2 2

※同一店舗でパチンコ、パチスロそれぞれ「S」ランクの場合もあるので、合計値と「P」「S」の合算値は異なる場合がある

これを見ると、九州地方で店舗展開している「タイラベストビートグループ」が「S」ランクの店舗数が最も多いグループとなった。また「玉屋グループ」のように「S」ランクの店舗がパチスロにしか見られなかったことからも、地場系企業はパチスロに積極的であると言えよう。

では、以前と比較するとこれらの店舗数はどのように変化しているのだろうか。
過去2年を振り返ってみると下表の通り店舗数は変動していた。

期間 「S」ランク店舗数 「A」ランク店舗数
パチンコ パチスロ パチンコ パチスロ
2020年9月~2021年2月 31 35 31 38
2021年9月~2022年2月 32 32 28 33
2022年9月~2023年2月 25 36 26 30

このように、過去と比較すると「S」ランクの店舗数は「パチスロ」はそれほど変わっていないが、「パチンコ」は昨年・一昨年よりも大幅に店舗数は減少していた。半年間の実績を元に全国上位500位以内の店舗が「S」ランクとなるので、他地域と比較すると徐々に「パチンコ」の新台導入のペースが落ちているのだろう。

今後このまま進むのか、それとも反転していくか引き続き注目しておきたい。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


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