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「スマスロ北斗の拳」はどうだったのか!?打ってみて今後流行りそうなのか考えてみた【元パチプロHの「パチスロが好きだから」#41】

「待っていたぞ」はこっちのセリフ!

4月3日、ついに「スマスロ北斗の拳」が導入開始となった。間違いなく今年1番の話題機、というか導入前のあの盛り上がりっぷりは、ここ数年でみてもトップな気がする。

ちなみに有名掲示板「5ちゃんねる」のパチスロ機種板では、4月6日現在、すでにpart31までスレッドが伸びている(昨年7月導入の「カバネリ」が57スレ、昨年12月導入の「鏡」が22スレと考えると、やはり凄まじい注目度)。

しばらくパチンコ・パチスロから離れていた人でも「初代完全踏襲」という響きにつられたのか、「打ってみたいかも」という声もそれなりに聞かれ、本当に業界を救う救世主になるんじゃないかと、私も超楽しみにしていた。

そんなワクワクドキドキの新台初日、なんと朝イチから打つことが出来たので、今回は実際打ってみてどうだったのか、感想を書いてみたい。

通常時は本当に「初代北斗」っぽい

「初代北斗」っぽいというよりは、「北斗」シリーズ感。

演出タイプを「初代モード」にして、「北斗カウンター」もOFFにすればより初代北斗感が出るかなと思う。そこまでして初代感は必要か?と疑問な私は、新規演出も見たかったので「初代モード」はほとんど選ばなかった。

初代はガセ前兆の概念が無く、ジャギステージやラオウステージに移行すれば単純にアツかったが、そのあたりも「初代モード」だと踏襲されているようなら選ぶことも増えるかも。実践ではスイカの後にすぐ”ガセ”ラオウステージに移行したので「まさかガセ前兆の概念あるの?」と、疑問に思ったこともあってすぐにデフォに戻した。

通常時の感想としては「まぁこんな感じだよね」と。導入前の期待感を裏切ることは無かったが、それ以上に心震えるような面白さ、ポイントも無かったのが正直なところ。

やっぱり中段チェリーを引けないと低設定はどうにもならん・・・的な感じで、ケンシロウがひたすら散歩をしているのを眺めているのはちょっと退屈。

高設定ならレア小役全般が期待出来て楽しめるのだろうけど、そもそも通常時が面白い台というのも多くないし、「初代完全踏襲」というキャッチコピーなんだからそこは想定の範囲内ではあった。

ATはもしや「無想転生バトル」待ちなのか?

最低継続率66%というのは、最低50%継続の機種に比べて一気にヤレる感が増すというか、やはりテンションが上がるところだが思ったより出玉感が無い。

ならすと1セットあたり約100枚くらい?初代が1セット約140枚取れていたのを考えると、継続1回あたりの期待感はだいぶ減ってる。

初代より設定6の機械割も10%近く下がってるし、出玉の部分を削るしかないのは仕方がないところではある。ただ、バトル中はせめて減らずに現状維持くらいの小役ナビはきてほしかったかなぁ。

意外なのは思っていたより94%継続の「無想転生バトル」に入るイメージということ。

15時くらいまで打って、12台中4台入っていたので、導入前のイメージよりかなり入りそうだ。有利区間ツラヌキから一撃5000枚だったり、一撃万枚だったりと、初代「北斗」もビックリな一撃をかましてる台もちょこちょこある。一方で、ひたすらショボ連で吸い込み続けてる台もある。

「もしかして無想転生バトル待ち・・・?」

「もしかしてこの台マイルドなバキなのでは・・・?」

高設定のグラフを見ても割とグダグダで終わっている台も多い。どうも普通のAT止まりだと出玉に限界があるのかな?といった感じ。

無想転生バトルに入れてナンボの台で、割はそこにだいぶ取られてそうだ。
オマケくらいの突入率でよかったんじゃないかなと思っているのだが、「いや、これくらい突入しやすい方が夢がある」という意見も理解できるので、ここは好みが分かれるとこかなと。

個人的には通常ATオンリーでそのぶん、1セットあたりの出玉を増やしたりする方向でよかった気はする(荒い台が嫌いなので)。

これはネット上の噂だが、開発側も完全に初代を完全踏襲してみたところ「これ面白いのか?」と、疑問に思ったという話も聞いた。

実際あの頃のパチスロってかなりシンプルに作られていたし、今の時代に受けるのか不安になる気持ちは分かる。

結局、流行るのか

高設定を入れれば素直に反応しそうなのと、決して悪いとはいえない仕様。さらにこの注目度なのだから流行るだろう。

注目度が高い機種は「ホール側の高設定投入頻度も増える」から、やはり強い。それなりのゲーム性とスペックにさえすれば、ある程度の客付きも見込めるのでホール側も設定が入れやすくなる。

人気シリーズの最新台だから設定は入るし、客側も設定が入るから打ってるだけで、冷静に考えてこの台つまんないよね、ガワが違ったらここまで稼働ついてないよね、っていう台はちょこちょこある(何とは言わんが去年もそんな台があった)。

なので、想像を超える面白さは個人的に感じられなかったが、高設定のスペックに魅力があるし、ホールも設定入れるだろうしで、今年いっぱいはまず活躍してくれそうだなと。めちゃめちゃ面白い!っていう評価ではない自分でも、おそらく今後、設定状況を加味して打つ機会は間違いなく増えるだろうし。

ただ・・・「カバネリ」を超える人気を獲得できるかは難しいところかなと。

「カバネリ」って何故か低設定でもガンガン動くのが凄いところだけど、2,3カ月後にもまだ「スマスロ北斗」が低設定でも動くような状況にあるかというと、ちょっと疑問は残る。

個人的には「北斗の拳世紀末救世主伝説」みたいなノリで、ゲーム数上乗せをドッカン!ドッカン!やった方がウケるんじゃないかなと思ったり。

ただ、プロモーション的には「初代完全踏襲」は大成功だろう。初代「北斗」を前面に押し出したからこそ、ここまで前評判が高くなった面があると思うので。

回答結果 (回答数747件)

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コメント:32件 コメントを書く

  1. 設定次第だよ
    こんな昔からのリメイクなんて、出玉なかったら一週間で通路だよ

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  2. 初代打った人は思い出せる感覚だと思うけど、レア役が長いこと落ちないと無抽選でとにかく退屈。それもレア役が固まらないと厳しいわりにそれがよく起こる確率でもない。そして、長々とかけてやっと当たったボーナスも7揃いは当然として北斗揃いだろうとショボ連も多い。逆に、これは初代打ってた人からすれば北斗打ってる間の常識な感覚。そこが初代打ってないで期待してた層に受け入れられるかどうかがポイントかと思う。たぶん打ったことない層に期待されすぎてるから落差あるんじゃないかと。

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