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【5号機名機列伝#8】ゲーム数上乗せがメインの初の北斗シリーズ?「北斗の拳世紀末救世主伝説」【元パチプロの「パチスロが好きだから」#62】

「北斗」シリーズといえば、「セット継続」で出玉を伸ばすのがメインの機種が多いが、そこにドッカン!ドッカン!とゲーム数上乗せも加えたらどうなるのか?

きっとサミーの企画会議では「めっちゃ面白そう!これは絶対に流行るわ!」と、ノリノリで製作が進んでいったのではなかろうか。実際、出る前から自分もめちゃくちゃわくわくしていたのを覚えている。そんな私と世間の期待を一心にうけ登場し、無事大ヒットをとばしたのが「北斗の拳世紀末救世主伝説」(2011年導入)である。販売台数は約17万台で、これは「パチスロ北斗の拳」シリーズ第3位の記録。

2010年に出た「新鬼武者」が大ヒットしたこともあって、北斗でもこれをやったら流行るんじゃないか?的なノリで出したのだろうか。コンテンツだけで流行ることはないが、流行りの仕様に大人気コンテンツを乗っけたらその相乗効果は凄いのだな・・・と、当時から感じた次第。

そして、このリール配列を見てほしい。黄7+中段チェリーのインパクトもさることながら、私が好きなのはチェリー+白バーの並び。個人的にはチェリーの下にボーナス図柄(ではないけど)がある方が、中段チェリーが止まった時にズッシリと重みを感じて好き。でも、だいたいチェリーの上にボーナス図柄があるのだが。

▼スペック&ゲームフロー

ざっとスペックを紹介。

 

ボーナス+ART初当たり確率:1/298(設定①)~1/182(設定⑥)
出玉率:97.0%(設定①)~115.2%(設定⑥)

リアルボーナスを搭載しているが、ボーナス確率は約1/1000と低め。そのぶん、ART中に引けたら「ゲーム数上乗せ高確状態」に移行したりと、それなりの恩恵がある。

当時、パチンコホールで働いていたのだが、ボーナス中にリプレイがよく揃うからと、何故か上の人はリアルボーナスではなく疑似ボーナスだと誤解していた。(この辺りは当時流行ってた「番長2」の影響も大きかったのかな)

ボーナスが揃うプロセスからして、0枚役がフラグ持越しで延々成立してるんだからリアルボーナス以外にないですよね?と、説明しても全然納得してくれなかった。

ちなみにそのお店では、閉店時間になってもジャグラーのボーナスとか、リアルボーナスは最後まで消化できたのに、番長2の超番長(リアルボーナス)は最後まで消化させずに止めていたので、単純に上の人のパチスロに対する知識が全然無かったのもある。

ついでに思い出したのだが、この台が新台で入った時、入れ替え後に1回初当たりを引くまで打たされたのだが、今となってはなんでだったか全然思い出せない。(ちなみに割とブラックだったので当然サービス残業)

・・・なんか当時のことを思い出しすぎていらんことを書きすぎたので、台の紹介に戻ろう。

通常時のゲームフローは従来の「北斗」シリーズよろしく、小役でモードを上げて、中段チェリーやらのレア小役で刺す感じ。

北斗揃いを引ければ高継続のART確定で、1599Gの天井に到達すれば「継続率89%+最低2セット継続」という超強力な恩恵がある。確か天井だと必ずロゴが「キリン柄」だったかな?天井のおかげで九死に一生を得たこともあったなぁ。

▼イケイケわっしょいなART

ARTは1セット38G+α継続で、純増2.2枚。(結構多い)

継続率は「50%67%79%84%89%」の5段階。ゲーム数消化後はおなじみ8G間のバトル演出で継続をジャッジ。

中段チェリーを引けば当然上乗せ確定だが、直乗せの他に「上乗せバトル」と「潜伏上乗せ」もある。

「潜伏上乗せ」は当選でシャッターが閉まって北斗七星が点灯するのだが、これがまたドキドキできる。・・・とか書いてて思ったけど、新鬼武者の「鬼武侠」だなこれ。でもいい、面白いものはどんどんパクろう。こちとら打ってて面白けりゃなんでもいいのよ。

あと忘れちゃいけないのが「黄7揃い」

約1/4000とかかな?(あいまい)。これが本当にどこで来るか分からなくて、とにかく成立すれば揃う。それが負け濃厚のバトル中だったり、なんならART終了後の終了待機中にも揃う可能性があるから侮れない(ベルこぼしまで転落しないので)。

どんな台かかなり忘れてたが、書いてるうちにどんどん思い出してきた。RT転落前に黄7が揃って助けられたこととか思い出がよみがえってきた。

さらに黄7揃い後は上乗せ特化ゾーン「拳王乱舞」のチャンス。黄7が揃った後、専用のRTに移行して、転落する前に突入リプレイを引けばよかったはず。抽選が自力なので、黄7後の数ゲームはマジでアツい。

しかも特化ゾーンの「拳王乱舞」消化中はなんと1/2で中段チェリーが揃うという夢のような仕様。しかもこれが20Gもあるという。

あぁ・・・なんか調べるうちにどんどん打ちたくなってきた。

マジで今度、スロゲーセンにでも行って打ってこよう。

またいつか新しい北斗がスマスロでも出ると思うけど、次はこの台みたいに上乗せドッカン!ドッカン!のノリでぜひ出してほしい。たぶん今の「スマスロ北斗の拳」より喜んで打つと思う。

©武論尊・原哲夫/NSP 1983, ©NSP 2007 版権許諾証YRI-125 ©Sammy

 


コメント:2件 コメントを書く

  1. 確かにめちゃくちゃおもろかったわ。また純粋なA+ART機出してほしいわ。

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  2. 期待を背負った登場だったが、単発の嵐がスマスロ北斗の比でなくとにかく多くて、その一回のバトルボーナスの獲得枚数が50枚に満たないことも多く、客離れが早かった。パネルも何種類か用意されていたそうだが最初のパネルしか見たことがない。最初に発表されたPVよりも上乗せ機能大幅削減も酷かった。ART中の北斗七星点灯が全て点灯したときの死兆星点灯機能も実践動画で見たことがない死んだ機能だった。一つ一つのゲーム性は良かったが当時の5号機規制の厳しさに全て殺されたと思います。

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