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【パチンコ経営企業分析】九州地方で14店舗展開する「SB Good Industryグループ」、パチンコとパチスロの営業戦略が全く異なる

新台導入状況、機種構成から経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは、4月度におけるパチスロの資産価値額(※1)で2番目に高く約100万円だった「SB Good Industryグループ(※2)」。

「SB Good Industryグループ」は九州地方で14店舗営業しているグループで、1000台以上の巨艦店舗はなく、1店舗あたりの平均設置台数は670台となっている。また、熊本市北区にグループ15店舗目となる『シルバーバック麻生田店』の開店を控えている。

そして同グループの資産価値額だが、2023年の推移は下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
SBグループ 全体 SBグループ 全体
1月 450,890 202,124 906,485 421,307
2月 448,729 182,630 893,222 419,814
3月 422,232 183,046 954,745 434,449
4月 376,353 153,280 999,642 465,101

このように資産価値額を見ていくと、全体のトレンドの影響も受けているが、パチンコは減少傾向でパチスロは増加傾向であった。

店舗別に見ても、9店舗がパチスロの資産価値額が100万円を超えており、特定の店舗に偏るのではなく満遍なく人気機種を各店舗に配置していると言えよう。一方で、同グループの新台導入評価(※3)を見ると真逆の傾向であり、パチンコ中心に新台を導入している様子がうかがえる。

2023年における新台導入評価の推移は下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
S店舗 A店舗 S店舗 A店舗
1月
2月 11
3月 11
4月 12

新台導入評価は半年間の実績を元に算出しているので、ある月だけ新台を導入してもその月の評価もそこまで高くならないのだが、パチンコに関しては低貸玉専門店が数店舗あるにもかかわらず、全店舗が上位2ランク内に該当していた。

一方で、パチスロにおいては直近に新台導入評価では「S」ランク店舗が見られなかった。

以上のことから、パチンコは新台を積極的に導入を行い、パチスロは取引額の高い機種を中心に営業を組み立てているのだろう。

パチンコとパチスロの営業戦略が全く異なる印象を受ける「SB Good Industryグループ」。パチスロの資産価値は次月は100万円をこえてくるのだろうか。

※1:資産価値額
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる

※2:閲覧有効期限 5/13まで

※3:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、
その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


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