パチスロにおけるメーカー別設置台数第３位のサミーグループ、「スマスロ北斗の拳」のヒットで設置比率増加中【パチンコ経営企業分析】

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は、パチスロ市場において順調に設置台数を増やしている「スマスロ北斗の拳」の販売メーカーである「サミーグループ」の設置状況について見ていく。

「サミーグループ」は、パチスロにおけるメーカー別設置台数が「北電子グループ」「ユニバーサルグループ」に次いで３番目に多く、設置台数は直近の集計において約２０万台。設置比率は１５．３％となる。

また、「スマスロ北斗の拳」においては設置台数は５万台を超え、「アイムジャグラーＥＸ」「マイジャグラーⅤ」に次いで多く、中古機市場でも２００万円を超える高値で取引されている。

では、各企業ごとの設置状況はどうなっているのだろうか。

設置台数ではやはり「マルハングループ」と「ダイナムグループ」が他社を圧倒している。

次に設置比率を見ていく。

総設置台数３０００台以上のグループ９１グループのうち、平均設置比率１５．３％を超えているのは４７グループ。その中において設置比率が上位のグループは下表の通りとなる。

※総設置台数が３０００台以上のグループが対象

一方、設置比率が低いのは下表の通りとなる。

また、設置比率の高い上位３グループに関しては、パチスロにおいて「サミーグループ」の設置比率が全メーカーの中で最も高くなっていた。その他の上位グループのほとんどは、「サミーグループ」設置比率は全メーカーの中で２番目に多かった。

「スマスロ北斗の拳」の導入前は設置比率が１２．８％だったが、現在は１５．３％まで増加している。ホール企業を見ても設置比率が２０％を超えるところもあり、主軸メーカーとして位置付けているところも多い。

この先、どこまで設置比率を伸ばしていくのだろうか。

※各表における店舗数に関してはパチンコ専門店は除いている