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【寄稿コラム】パチスロの設定状況が随分マシになってきた一方で、今のパチンコはどうにもならない

一昔前と比較するとパチスロは平均設定が随分とマシになっているような気がする。それなりに客が入っている店で、そこそこ台数のある主力機という条件はあるが、夕方に行っても中間設定くらいならば空いていることも増えた。

大した差枚は出ないが、程よく遊べる環境にはなっている。「つまらない」と感じる機械でも低設定丸出しの貯金箱に比べればまだマシといえよう。

こうしたパチスロ側と比較してしまうと、今のパチンコは「予算を決めて突っ込むだけのギャンブル」に近い。宝くじや公営競技と異なるのは、酷い演出と無駄な時間と返しの割合くらいか。ストレス解消に来たのにストレスを貯めて帰ることになるのだから、回らないことへの不満の声もよく分かる。

パチスロの人気が復活したのか、それともパチンコのあまりの酷さに逃げ出したのか。数年前までは真逆だったことを考えると、ただ単にその場その場でマシな方をユーザーが選択しているだけに過ぎない。

パチンコ業界を外側から見たとしても「パチスロブーム」が訪れているのではなく、徐々に衰退している産業の中で今はパチスロに偏っているだけ。

パチンコとパチスロの双方に揃ってヒット機が出てこそ、ようやく「復活」なわけだが、この状況を維持したままパチンコの復調など果たして有り得るのだろうか。


コメント:11件 コメントを書く

  1. スマパチがダメダメだからでしょ。
    スマパチ一台入れるのに、150万って。
    店の負担が増えれば、釘を締めて回収。
    つまり、つまらなくなるのは確実だよ

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  2. 今のスロットって設定入れても出ないんですよね。だから昔に比べて平均設定が上がっている事実があります。
    パチンコはリゼロやエヴァ以降ヒット機が出ていないので、スマスロの北斗などに流れているだけですね。
    スペックは未だにパチンコの方が高く、スロットなんかは投資金額が1万を超えてくると回収が難しくなってきます。
    業界人ながら、よくスロットなんか打てるよな〜って見てますが、私はパチンコすらも打ちません。

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