【パチンコ経営企業分析】最も人気機種の設置台数が多いのは『楽園大宮店』、パチンコ店の機種構成を分析（パチスロ編）

今回は各店舗におけるパチスロの機種構成を見ていく。

直近の集計におけるパチスロの設置台数上位５機種を貸玉別に見ていくと下表の通りとなる。

このように、貸玉問わず「アイムジャグラーＥＸ」の設置台数が最も多く、パチンコも含めて唯一総設置台数が１０万台を超えている。

これだけ設置されていることもあり、「アイムジャグラーＥＸ」の中古取引額は１万円前後となっているため、同機種の設置台数が多い店舗は資産価値額が伸びにくくなっている。

それでは、これらの機種を大量に設置している店舗を下表に記していく。

このように、『楽園大宮店』が最も人気機種の設置台数が多かった。同店は総設置台数３０００台以上の超大型店舗で、パチスロも１４４６台もあり資産価値額がそれほど高くないものの、人気機種の設置台数では最も多かったように機種構成に対しての意識もしっかりしているのだろう。

また比率で見た場合は下表の通りとなる。

このように設置台数の少ない店舗は特化型営業を行うことが多いので、パチンコと比較して上位店舗の比率は非常に高い。

資産価値とは別の観点で機種構成に対する高い意識が感じられる店舗である。今年４月に「スマスロ北斗の拳」が発売されて設置上位機種の序列が大きく変化したが、また同じようなタイミングが起こったときに再び調べてみたい。