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【パチンコ経営企業分析】資産価値額トップは『IPPUKU』、前月に続いて「ダイナムグループ」の3店舗がトップ10入り ~2023年11月度店舗別資産価値額ランキング(パチスロ編)

今回は各店舗におけるパチスロの資産価値額を見ていく。

まずは、10月末と11月末における高額取引機種は下表の通り。

2023年10月度高額取引額機種(パチスロ)
機種名 発売時期 中心価格 前月 前月差分
ゴーゴージャグラー3 2023年7月 1,459,318 1,796,363 ▲337,045
沖ドキ!GOLD‐30 2022年12月 1,223,142 1,523,437 ▲300,295
沖ドキ!GOLD 2022年12月 1,004,987 1,328,157 ▲323,170
ハッピージャグラーVIII 2022年10月 955,975 1,067,970 ▲111,995
L戦国乙女4 戦乱に閃く炯眼の軍師 2023年9月 617,162 677,966 ▲60,804
2023年11月度高額取引額機種(パチスロ)
機種名 発売時期 中心価格 前月 前月差分
ゴーゴージャグラー3 2023年7月 1,650,000 1,459,318 +190,682
沖ドキ!GOLD‐30 2022年12月 1,168,139 1,223,142 ▲55,003
沖ドキ!GOLD 2022年12月 1,045,971 1,004,987 +40,984
ハッピージャグラーVIII 2022年10月 773,596 955,975 ▲182,379
パチスロ交響詩篇エウレカセブンHI‐EVOLUTION ZERO TYPE‐ART 2023年11月 714,166 - -

このように上位4機種の顔ぶれは全く変わっていなかったが、取引額において11月は10月よりも増加している機種も見られたものの、それでも9月の水準には届いていなかった。

また週次単位におけるパチスロ全体の資産価値額は下表の通りとなる。

パチスロ資産価値額推移
週次 S全体 S通常 S低貸
10月4日週 291,731 341,452 79,815
10月11日週 249,557 290,739 73,015
10月18日週 229,687 266,856 70,312
10月25日週 198,542 231,785 65,221
11月1日週 218,167 254,653 72,275
11月8日週 224,583 262,680 72,830
11月15日週 240,748 281,097 78,897
11月22日週 240,184 280,038 80,525
11月29日週 231,684 270,096 78,154

このように10月25日週に20万円を下回って以降、増加傾向に転じていたのだが、直近2週間においては再び資産価値額は減少傾向になっている。

その中で11月末時点の資産価値額上位店舗は下表の通り。

店舗名 グループ名 住所 S台数 資産価値額
IPPUKU 三和グループ 東京都葛飾区 107 560,653
ザ シティ ベルシティ雑色店 ザシティグループ 東京都大田区 102 558,758
ダイナム武生店 ダイナムグループ 福井県越前市 190 549,928
R7 STRONG 共栄商事グループ 埼玉県さいたま市岩槻区 111 547,807
PSJ古賀店 三慶物産グループ 福岡県古賀市 230 545,930
WEST END プレジャーグループ 神奈川県横浜市青葉区 70 544,635
T-MAX中種子店 コスモライングループ 鹿児島県熊毛郡 32 538,224
ダイナム小松店 ダイナムグループ 石川県小松市 160 536,927
ダイナム丸岡店 ダイナムグループ 福井県坂井市 202 535,899
KEIZ尾張旭店 平成観光グループ 愛知県尾張旭市 480 532,295

※店舗別資産価値額上位50位までのグループはこちらに掲載中

このように数カ月前までは、パチスロの資産価値額が100万円以上の店舗が散見していたのだが、現在は最も資産価値額が高い店舗でも50万円台となっている。

また、「ダイナムグループ」の運営店舗が3店舗トップ10に入っており、パチスロを積極的に増台している同グループがパチスロに注力している様子もうかがえた。

パチンコでは「e Re:ゼロから始める異世界生活 season2」がかなりの高額で取引されているが、パチスロにおける中古市場はあまり元気がない。年末に向けてこのままの流れで進むのだろうか。


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