パチンコ店が流通業界に学ぶことは多い、先が見えないのはどちらも同じだが【我市場的瑣末主義】

「先の見えないパチンコ業から撤退 『コストコのファン』の社長、起死回生を狙って再販店に業態転換」という信濃毎日新聞の記事(1月5日付)。長野市で30年続けたパチンコ店を昨年11月に閉め、12月末にコストコ商品の再販専門店として再スタートした、と。

コストコは会員制量販店で、サイズの巨大な食品などが格安で買える。ガソリンも安い。昨年末に行くと駐車場に入るのに2時間以上待つという人気ぶりだった。ただ、年会費がかかるのと食品はどれも大量かつ巨大なものばかりでばら売りされないのが難だった。

再販専門店はコストコで仕入れた商品を販売する。売価はコストコの約2割増しになるが、会員になる必要もなくばら売りできるなど消費者向け自由度が高いのが売り。提携店は徐々に増えており、地域の弱小スーパーにも「コストコ棚」ができはじめた。

パチンコ店が流通業界に学ぶことは多い。チェーンストア理論がそもそもパチンコ店の多店舗展開を支える理論的支柱になった。流通業の事例をそのまま転用できないにしろ、営業形態や店舗形態に学ぶことは少なくない。

コンビニ型パチンコもその一つ。会員制パチンコ店もいずれできるかもしれない。先の見えないのは流通業も同じだが。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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