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「スマスロキングパルサー」は「沖ドキ!」のポジションを奪えるのか?【元パチプロの「パチスロが好きだから」#194】

新台の「スマスロキングパルサー」が良い意味でヤバい。

初打ち(なのかどうなのか)山佐ネクストさんのショールーム試打で打った時は初代同様、それほど大ハマリもせずコツコツと出玉を積み重ね、運が良ければ32G以内のボーナスループでガッ!と増えるというイメージで、まぁ初代「キンパル」っぽい仕上がりだなぁなんて思ってました。

思ってました(過去形)

いざホールに導入されてみると、その出玉性能に驚愕。

一撃万枚レベルがちょこちょこあるってんだから、もはやこれは初代とは別物と言っていい。

「お、おまえそんな台だったのか…」

試打でその裏の顔を見られなかった理由はズバリ、高継続(90%)のボーナスループ状態に入れられなかったから。もとい、まさか有利区間リセット恩恵がそこまで強いとは思っていなかったから。

有利区間リセットの恩恵は高継続のボーナスループに移行となるようで、一撃万枚なんかのデータもそれなりにあるように、90%ループもそれなりに選ばれるのでしょう。

まさに出玉が出玉を呼ぶ、スマスロらしいスマスロと言える仕様。初代っぽいのは通常時の演出くらいのものである。

有利区間を切ってからが勝負!みたいなスマスロばかりで嫌悪感を持つ人もいるでしょうが(自分も荒すぎるのは打つ気にならないので)、なんだかんだでこういう一撃性を備えていないと今の市場ではたぶん流行りづらいんですよね。

差枚プラスですぐに有利区間をリセットするタイプもたくさんあれど、そのぶん有利区間リセットに恩恵はほぼ無い台ばかり。「SAO」だったり「バイオヴィレッジ」だったり、個人的には高設定が安定しやすいから好きなんですけどね。

でも、馬鹿正直に「初代踏襲」と初代をほぼなぞるより、「これに入れたら凄いですよ!」みたいな、今のトレンドに合わせた爆発状態を作るのは正解だと思う。「スマスロ北斗の拳」も「無想転生バトル」ありきの出玉性能ではあるけど、初代そのままの仕様だと低設定がムリゲーすぎて今ほど人気は出なかったかもしれない。「無想転生バトル」ありきのゲーム性(それに伴う冷遇)が嫌だと思っている人はいると思うけど、とはいえ無かった方が流行るかというと…。

そんなわけで、「スマスロキングパルサー」も、「初代踏襲」とは言いつつ出玉の方向性は間違っていないのかなと。馬鹿正直に「初代踏襲」して懐古ユーザーをターゲットにするより、一撃性能も高くして若年層のユーザーも取り込める余地のある今回の仕様の方が流行る余地があるよなぁと。

高継続で32G以内にボーナスループし続ける快感は「沖ドキ!」に近く、出玉性能は「沖ドキ!」を超えている(一撃万枚とかほぼ無理ですからね)と思うので、「沖ドキ!GOLD」のポジションをもしかしたら奪える余地があるのではと思うんだが、どうでしょう。


コメント:2件 コメントを書く

  1. 1台しか入らなかったので無理でしょう

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  2. 低設定がキツイので無理。甘くして客を戻すことから始める。乞食集まりけど仕方ない。山佐の台は甘いと定着させることが大事。ホールは買ってくれなくなるが。

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