3万円も持っていかないと遊べないパチンコ、果たして大衆娯楽と言えるのか【我市場的瑣末主義】

業界はいい加減大衆娯楽というのをやめるべきかも、とあるチェーン店役員が言った。「実際にそうじゃないんだから」。どうひいき目に見ても3万~5万円持っていかないと遊べないものを大衆娯楽と言えるのか、と。

あるいはホールのコア層である5万円前後のお金と時間を費消できる余裕のある人たちを「大衆」と呼べるのかどうか。ファン人口が減っているのは少子高齢化で人口が減り続けているからと思っている人は多いが、実際はお金と時間のある一部の特権的な階級相手の商売になったからなのかも。大衆娯楽から大きく離れて。

大衆娯楽を標榜するのもたくさんのお客に来てもらいたいから。ただし大金を持って。顧客層を拡げるため業界は広報活動に巨額の資金を投じ、若年層も取り込もうとする。ところが実際にやっていることは参加障壁をキツくして顧客層を狭める結果になる。「お客もよくやるよな」とある営業部長が言った。

その人の言っていることではなくやっていることで判断すべき、とよく言われる。大衆娯楽と言いながら非大衆娯楽を続ける業界が信頼を失うのも無理はない。

高くても魅力があればお客を集めることはできる。業界は射幸性を先鋭化させて高利多売を目指した。今回はどうか。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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コメント 20件

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コメント一覧 (20件)

  • 撤去まで設定6営業をするくらいでないと、客は戻って来ないだろね。実際にそれをやっても無職の軍団に荒らされるだけで、一般人に恩恵ないから、いずれにせよ終わってるか笑

  • パチスロを天井当選メインの仕様にしたり、パチンコに天井つけて天井当選メインにしたり。射幸性を抑えるとかいう名目で繰り返されてる規則変更で集金性のベースがおかしくなっていくのはどういうことなのかね

  • 都合の良い内規変更の結果、低迷した。それだけさ。内規なんて自分らの好き勝手で射幸心もへったくれもないわけ。警察とウインウインにしておいて傾斜産業になりました。自業自得業界、あほ。

  • かつては3000円だけ持っている若いユーザー層がいたが、いまはその潜在ユーザーを捨ててコアなファンだけを相手にしている商売だ。一見さんお断り、これじゃあ新規ユーザー増えないよね。

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  • 今もやっているのは勝てないパチンカスだけ。ほとんどパチンコを引退してます

  • 店内に銀行ATMが設置されてたり、設置が不可な地域はコンビニを併設してコンビニATMを設置。もうお察しやん。近所にあるぼったくり有名チェーン店キョーイ◯近くのセブンイレブンにセブン銀行のATMが2台あった。近くの他の店舗は1台しか設置されてません。

  • パチンコはカネを捨てさせる方向に向かったから、今の悲惨な現状になりました。13個返しなら良かったのに自滅したな

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  • 7&15のセブン機の頃、換金率は2.5円LN制だった。お小遣いでのんびり遊べたし、楽しめた。

    今は等価無制限営業だ、遊べる訳がない。

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