超えてしまったラーメン業界の1000円の壁、パチンコに置き換えると・・・【凡人S氏の徒然日記】

ひと昔前、ラーメンの価格には「1000円の壁」というものがあった。ラーメンは一般庶民の食べ物で安く食べられるという暗黙の了解のようなものから1000円を超えてしまうと客離れを起こすと思われ、なかなか値上げできないというものだ。

しかし現在では通常の価格が1000円を超えるお店が随分と出てきた。例えば行列ができることで有名な神奈川県の湯河原にあるラーメン店「飯田商店」。料金は何としょうゆらぁ麺一杯1800円。1000円を大きく超えている。

それでも客離れを起こすどころか今も行列が絶えない。それには当然味の裏付けがあるという理由もある。厳選された材料を使い妥協なきうまさへの追求をした結果、顧客が定着し続けているということだ。

もちろんこれが全てのお店に成り立つことではない。生半可に値上げをしたら客離れを起こしてしまうようなお店もある。

これをパチンコに置き換えると、貸玉を4円から値上げするようなものだ。実際値上げすることはできないし出玉で調整している業界ではあるが、そもそもパチンコが4円になったのが1978年。その間随分と物価も変化した。

パチンコ業界においては低貸玉へ客が移り、パチンコでは通常貸の客離れが随分前から起こっている状態。もし仮に値上げができたとしても更なる客離れを起こすだけということも想像できる。

ラーメンに1000円以上のお金を出すように、パチンコも顧客にお金を出して遊ぶだけのメリットやうま味がなければ現在の状況を打開していくのは厳しそうである。

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コメント 3件

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コメント一覧 (3件)

  • ラーメン一本で勝負する店は厳しいんですよ。狭い店ですぐに食べてすぐ帰ってもらわないと成り立たない、こんなギリギリの経営。
    対して色んな料理の提供できる町中華は、テーブル席でゆっくりできるが、お酒やおつまみ、おかずなど注文してくれて、結果的に客単価が高い。スパゲティ屋も同様にデザートやコーヒーなど注文してくれるから1800円とかでも全然行ける。
    単品勝負の店は独身男性しか相手にしていないのでしょう、潜在ユーザーを逃していますよ

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