25年前に自分が業界にアルバイトで入ったときの時給が1200円だった、と地方ホールの営業統括が言った。「今のうちの時給も1200円。25年前と同じ。日本は成長していないと言われるがまったくその通り」と。
かつてのパチンコ業界は将来性がありどんどん成長して店も増えて自分たちの給与も上がるイメージが強かった、と別のチェーン店スタッフ。「今は成長も止まり閉店が増えてポストは減り若手社員も将来に希望が見えない。お金の使い方も保守的でパチンコで遊ぶ余裕もないほど」。
業界全体が儲かっているときは自分もおこぼれにあずかりたいという動機で入った人は少なくないはず、と。
業界が成長していたとき、その成長の理由を問われても本当のところはよく分からない。機械スペックだけの問題ではない。日本経済全体の景気も関係している。自分たちが仕事に没頭している間にまわりの環境が一変してしまった。
そうして成長が止まり衰退に向かっているその本当の理由もよく分からないまま。
業界の成功者たちがグレーな業界イメージを嫌ってホワイトを目指したときから衰退が始まった、と関係者。イメージが良くなれば競合も増え利益は減り一部企業の寡占化が進むと。その通りに進んでいる。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋
違法行為が大前提のビジネスモデルをグレーなどといいたれるツラの皮の厚さよ
情報島コラムを読むたびに思う。倒置法と体言止めを使いすぎでは、と。