25年前に自分が業界にアルバイトで入ったときの時給が1200円だった、と地方ホールの営業統括が言った。「今のうちの時給も1200円。25年前と同じ。日本は成長していないと言われるがまったくその通り」と。
かつてのパチンコ業界は将来性がありどんどん成長して店も増えて自分たちの給与も上がるイメージが強かった、と別のチェーン店スタッフ。「今は成長も止まり閉店が増えてポストは減り若手社員も将来に希望が見えない。お金の使い方も保守的でパチンコで遊ぶ余裕もないほど」。
業界全体が儲かっているときは自分もおこぼれにあずかりたいという動機で入った人は少なくないはず、と。
業界が成長していたとき、その成長の理由を問われても本当のところはよく分からない。機械スペックだけの問題ではない。日本経済全体の景気も関係している。自分たちが仕事に没頭している間にまわりの環境が一変してしまった。
そうして成長が止まり衰退に向かっているその本当の理由もよく分からないまま。
業界の成功者たちがグレーな業界イメージを嫌ってホワイトを目指したときから衰退が始まった、と関係者。イメージが良くなれば競合も増え利益は減り一部企業の寡占化が進むと。その通りに進んでいる。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋
コメント :7件
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コメント一覧 (7件)
もともとプロセミプロの鉄火場と同時に年金生活者が一日数百円で遊べる場所という位置づけだった
遊戯性高めて一般人にも小遣い銭でも遊べるようにして遊戯人口が増えたのに
それを忘れて金を搾り取ることしか考えなくなった時点で終了なんだわ
パチ業界に限りませんが、ユーザー層が最大になったのが団塊ジュニア世代の消費が増えた頃です。この世代は子供の頃から駄菓子屋、ゲームセンター、流行りの服、テレビ番組など消費のターゲットになっていました。そして当の世代もその楽しい恩恵を最大限に受けていました。50才代になり、まだまだお金は持っていますが高級なブランド品とか外食に向いてしまっていますね。その下の世代は氷河期なので稼げていないです
そもそも風適法には「射幸心を煽らない」的な文言でグレーなやり方でパチンコ業界を運営してきたが途中から射幸心を煽る事やりたい放題して業界の異常な急拡大・急成長してきたが、結果的に警察上層部を激怒させて徹底的な締付けと取り締まりを行なったのが今の業界の衰退。
別な見方をすれば、衰退よりもマトモ?な市場規模や適正な方向へ向かってるパチ屋の店舗数。
本来ならもっと業界が衰退してたのに途中で業界の歪んだバブルを発生させたのが歪んだ衰退を招いたのでは?
違法行為が大前提のビジネスモデルをグレーなどといいたれるツラの皮の厚さよ
違法ならビジネスですらない。
一部企業の宴占化って、どの業界も同じ事じゃね?
というか、どこの企業も大手に呑まれない様に独自の売り所を模索するんじゃないの?
同じ物を同じ価格、同じサービス、同じ満足度で売ってたら、当たり前に大手の次の一手に越されるに決まってるし、またそれに並ぼうとすればただの体力勝負。雑魚店に勝ち目なんて無いのはわかりきってるはずなんだけどな。
情報島コラムを読むたびに思う。倒置法と体言止めを使いすぎでは、と。