玉の研磨ベルトのクリーニングを委託していた業者が廃業することになり布ベルトを自分たちで洗濯しなければならなくなったとあるホール主任。
「人手不足で少しでも現場作業を減らしたいのにこうしたメンテナンスに関わる業務は増える一方。不織布の使い捨てベルトを紹介してもらって試したら今度は島設備が古すぎて使えない。一事が万事この調子」と。
建物や設備の老朽化は日本中のインフラ設備が抱える問題で生死にかかわる可能性もあるため時間的な猶予もない。もちろん業界も同様。「頻発する玉詰まりで手間もかかる。古くなった設備をダマしダマし使っているがそろそろ限界」とあるホール社長が言った。
「特にパチンコ島は将来が見えないので二重投資を避けて様子見を続けるしかない。仮にスマパチに人気が出てくるならそのとき島設備もやりかえたい。できるだけ設備におカネはかけたくないのが本音」と。
今でもかつかつの営業を続けている店が回収にどれだけ時間がかかるかわからない設備に投資できるわけもない。「続けられるなら続けたいが設備の終わりが店の終わりかも」。
設備の限界とともに店も終わる。手入れしていてもいつか限界は来る。モノの限界、お金の限界、人の限界。経営者も。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋
来年は、6000店舗割れ、期待大。
そのとーり!