弊社の「たばこの吸えるパチンコ店検索サイト『パチモク』」に登録されている加熱式たばこエリア設置ホールは6月だけで40件以上増えており、営業再開後のリニューアル施策として加熱式たばこエリアを設置するホールが散見される。6月25日にリニューアルオープンした『アーリーバード藻岩店』(北海道札幌市)も新たに加熱式たばこエリアを設置したホールの一つだ。
『アーリーバード藻岩店』は今回のリニューアルで1000円232玉パチンコを64台へと増台したことに加えて、総設置台数395台(パチンコ192台、パチスロ203台)のうち、1000円178枚貸しパチスロの一部(22台)を除いた373台、台数の比率で約94%を加熱式たばこ及び電子たばこを吸いながら遊技することができる加熱式たばこエリアとした。今月6日にグランドオープンしたピーアークホールディングスの新店『ピーアーク北千住SSS』を上回る、まさに店舗のほとんどが加熱式たばこエリアというパチンコ店となっている。
加熱式たばこは現状、「発生した煙が他人の健康を損なうおそれがあることが明らかでない」として経過措置が認められており、パチンコ店は店内の一部に加熱式たばこを喫煙しながら飲食・遊技が可能なスペースを設置することができる。ただ、加熱式たばこエリアの設置割合は具体的に定められていない。
日本遊技関連事業協会(日遊協)のホームページに掲載されているパチンコ店の分煙化に関するQ&Aにおいては、「加熱式たばこエリアの設置の割合はあるのか?」という質問に対し、具体的な割合は示されていないとして「常識的な判断をお願いする」とホール側に判断をゆだねているのが現状だ。そんな中、『ピーアーク北千住SSS』に続いて9割以上が加熱式たばこエリアという『アーリーバード藻岩店』が登場したことで、今後さらに加熱式たばこエリアの比率をギリギリまで高めた店舗が増えていくかもしれない。
なお6月26日現在、「パチモク」に登録されている加熱式たばこエリア設置パチンコ店は25都道府県156店舗。都道府県別での内訳は、北海道4店舗、岩手県2店舗、宮城県2店舗、福島県2店舗、茨城県7店舗、栃木県3店舗、埼玉県16店舗、千葉県14店舗、東京都61店舗、神奈川県9店舗、岐阜県2店舗、静岡県1店舗、愛知県9店舗、三重県3店舗、滋賀県1店舗、京都府1店舗、大阪府7店舗、奈良県1店舗、鳥取県2店舗、島根県1店舗、広島県2店舗、愛媛県2店舗、福岡県2店舗、佐賀県1店舗、鹿児島県1店舗となっている。