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遊技機向けライセンシングビジネス等を展開する「Nuts」が破産 今年2社目の上場企業倒産

遊技機向けライセンシングビジネスなどを展開するNuts(旧商号:コモンウェルス・エンターテインメント、ジャスダック上場)は16日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債総額は約5億1000万円。上場企業の倒産はレナウンに続き今年2社目。

会社創立は1977年。1982年からビデオソフト・レコードのレンタル事業、1989年からは家庭用ゲームソフト・ゲーム機器の販売を開始。ゲームソフト販売店の「トップボーイ」は首都圏を中心に展開し、1995年に店舗数150店舗を達成。1999年9月には株式を店頭公開(現ジャスダック上場)した。その後インターネットカフェの運営やパチンコ・パチスロ関連事業に参入するなど、アミューズメント分野を中心に事業を展開。

しかし、これら事業が頭打ちとなったため、2017年には高級会員制医療施設向けの運営コンサルティングを開始し、業容の拡大を狙ったが目立った実績をあげられず、2019年3月期の売上高は1億2128万円まで減少。

こうしたなか、2020年2月に証券取引等監視委員会より金融商品取引法違反の疑いで強制調査を受けたことで、信用が失墜。経営環境が悪化の一途をたどる状況で、同年9月末に期限を迎える有価証券報告書の提出が困難なことに加え、事業継続に見通しが立たない状況となったため、9月16日、同社取締役が東京地裁に破産を申し立て、今回の措置となった。

株式会社Nuts


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