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『メッセ南千住店』がグランドオープン、パチンコホール初のコロナ倒産店舗をメッセグループが事業承継

『メッセ南千住店』がグランドオープン

「メッセグループ」は東京都を中心にパチンコホールを展開するチェーン企業である。

経営店舗は全て「メッセ」の屋号を冠しており、計11店舗を運営してきた。その内訳は、東京都(10店舗)と茨城県(1店舗)だ。2018年末に『メッセ西葛西店』(1007台)を、そして2019年末には『メッセ武蔵境店』(907台)の巨艦ホールをそれぞれ新築でグランドオープンしたことは記憶に新しいところ。

そんな同社が、「株式会社赤玉」の経営2店舗をグループ化したのが2020年6月のこと。なお、「株式会社赤玉」は4月15日に東京地裁に破産を申請しており、パチンコホール初のコロナ倒産として話題になっていた。その後、事業承継の方が弁済率の上昇が見込めるとして、破産管財人が民事再生法の適用を申請していたのだった。

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結果的に、赤玉が経営していた3店舗の内、『アカダマウエスト』と『アカダマサザンクロス』についてはメッセグループが傘下に収める格好となっている。以降はコロナ禍の影響もあってしばらく動きは見られなかったが、9月19日に『アカダマサザンクロス』から『メッセ南千住店』へと屋号変更を伴うグランドオープンを敢行した次第だ。

駅周辺に競合ホールが無く、ほぼ独占市場

『メッセ南千住店』は「南千住駅」の西口ロータリーに面している駅前立地型ホールである。同駅はJR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス線の3路線が乗り入れるターミナル駅。ただし、その割に乗降人員数はけっして多いとはいえず、隣駅となる「北千住駅」とは(駅前市場の繁華性も含めて)雲泥の差と評さざるを得ない。

それでも、故に競争環境は緩く、駅周辺に店舗を構える競合ホールが無い点は大きなプラス材料だ。同駅利用者に限っていえばほぼ独占市場となるため、比較的安定した集客を見込めることだろう。

総台数707台、オープン初日は満席スタート!

同店は1階フロアがパチンコ機404台。2階フロアがパチスロ機303台で、計707台の設置台数を誇る。貸玉レートとしては4円パチンコ(311台)、1円パチンコ(93台)、1000円46枚貸しパチスロ(303台)となっており、全体の87%を通常貸し営業としていた。

ちなみに総設置台数の末尾を「7」とするのは、もはや同社のお約束といったところ。ユーザーに特定日をアピールする狙いもあるのかもしれない。

視察に訪れたのはオープン当日となる9月19日(土)の11時頃。シルバーウィークの初日ということもあって、完全に満席稼働でスタートしていた。「P大工の源さん 超韋駄天(40台)」や「ぱちんこ 仮面ライダー 轟音(20台)」などを始めとして、通路を通るのに難儀するほど店内は十二分な活況を呈していたものである。

設備面ではパチンコ・パチスロともに全台で各台計数機を採用し、仕切りボードも完備するなど、ウィズコロナ時代に合わせたフルリニューアルを実施していた。

2階パチスロフロアは加熱式たばこがOK

なお、2フロア構成となる同店では、2階のパチスロフロアおよび1階のパチンコフロアの一部を「加熱式たばこプレイエリア」に設定。加熱式であれば吸いながら遊技できるため、愛煙家には嬉しい対応だろう。

ちなみに当日は店内にそうした旨の案内はほとんど見られず、スタッフにヒアリングしてみると各々が全く異なる回答をするなど、グランドオープン初日らしい混乱もみられた点を付記しておきたい。とはいえ、紙巻きたばこ派への配慮にも抜かりはなく、各階に一人用の喫煙ブースが多数設けられていた。

こうしたハード面の評価は文句なしだが、出玉面で前店のイメージを一新出来るかどうか。同店の今後にも引き続き注目が集まりそうだ。

店舗名:メッセ南千住店
住 所:東京都荒川区南千住7-2-8
総台数:707台(パチンコ404台、パチスロ303台)
URL:http://www.p-world.co.jp/tokyo/messe-minamisenju.htm

メッセグループ


コメント:1件 コメントを書く

  1. やはり潰れた店舗の後なのか設備にお金を賭けた為かお〜ぷん初日にも関わらす全くと言って良い程出ない客層も地元住民は少なく感じ摂られた お勧めする店舗には程遠イイ!

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