10月10日、千葉県市原市に『ヒノマル五井店』がグランドオープンした。
同店はJR内房線「五井駅」前に位置する駅前立地型ホール。1日当たりの乗降客数は4万人弱と、けっして利用者の多い駅とはいえない。なお、同駅ではローカル線の小湊鉄道における発着駅ともなっているが、こちらは1日当たり3000人弱と更に少ない数値だ。
それでも市原市における要所という位置付けではあるため、駅前の繁華性はまずまずという評価ができる。更に、競合店舗はロードサイドに集積していて、近隣には駅前型のパチンコホールがほとんど無いことから、高齢層を中心に一定の支持を得やすい環境といえよう。駅からの視認性にも秀でていて、店舗認知期待度は十分高い点も評価を上げるポイントである。
そのため、立地条件面およびハード面の双方から、ヒノックスグループにおける基幹店舗の一つという位置付けだった。そんな同店を、親族企業であるトリックスターズ・アレア株式会社が事業承継。2020年10月10日(土)に改装グランドオープンを果たしている。
同時オープンとなった『ヒノマル辰巳店』などと同様に、外観自体は以前とほぼ変わらず。一見しただけでは違いはほとんど分からなかったものだ。加えて、設置台数や種別構成なども以前と全く同じであり、4円パチンコ105台・1円パチンコ161台・1000円46枚パチスロ163台・5円パチスロ40台のまま。一部内装や喫煙ブースの新設程度に留まる改装オープンとなっている。
それでも、10月10日ゾロ目の日というグランドオープン初日だけあって、店内は十分な活況を呈していた。特に1000円46枚パチスロについては空き台を探すのに苦労するほどで、まずは素晴らしい再スタートを切ったと評してよいだろう。今後にも期待したいものである。