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高齢者向けで徹底、『PIA雑色 新館』がグランドオープン ~東京都大田区・雑色駅周辺

『PIA雑色 新館』

『PIA』、『サントロペ』などの屋号で関東を中心にホールを展開するマタハリー(本社・神奈川県川崎市)は15日、東京都大田区に『PIA雑色 新館』をグランドオープンした。本年夏にM&Aで取得した『フルハウス雑色』からの屋号変更となっている。店舗は内外装のリノベーションが行われており、総台数は『フルハウス』時と変わらぬ計205台を維持。20メートルほど南西では『PIA雑色 本館』が営業していることから2店舗目となる『新館』は低貸専門店となっている。

本稿ではグランドオープン2日目となる10月16日金曜午後に調査を実施した。

まず店舗が位置するのは京急雑色駅から伸びる商店街の途中とまずまずの立地。下町風情の強いアーケードに多くの一軒家、周辺道は狭く、ホール利用者の大半が徒歩や自転車で来店しており、商圏としてはかなり小さい。路線は異なるが近辺にはJR蒲田駅のほか川崎方面へのアクセスのし易さなど、ベッドタウンとしての性質が強いこともあり、地元の高齢者がメインの客層となっている。『PIA』の2店舗は高齢者向けという狙いが明らかとなっており、既存の『本館』では通常貸も設置されているがメインは低貸玉営業。1階のパチンコフロアでは入口正面から0.5円パチンコの島が伸び、通常貸しは端の島に設置と一般的な店舗構成とは異なる。2階のパチスロフロアについてもフロア入口から比較的近い位置に低貸コーナーを設置するなど、気軽に遊べる店舗として作られている印象を受ける。

『新館』についても同様に高齢者層が明らかなターゲットとなっており、まず1階の1円パチンコは「海物語」シリーズ専用フロアとなっている。2階も高齢者層向けのバラエティ機が豊富でパチスロも低貸ながらAタイプが中心と徹底。グランドオープン2日目ではあるが若年層の姿はパチスロ側に若干数が居たのみとなっていた。

『PIA雑色 本館』

客付きは前日が年金支給日だったこともあり、『新館』48.8%、『本館』39.1%とまずまず。駅を挟んで商店街逆側の『シティ』に大きな差をつけている。若年層向けの機械も並ぶ『シティ』に対して『PIA』は徹底的に高齢者向けの時間消費型娯楽としての店舗を運営。簡単な屋号変更での2店舗体制でも十分な効果はあっただろうが『PIA』らしいラグジュアリーな雰囲気の内装へきっちりとリニューアルするあたりはブランドの構築に余念がないと感じさせられる。ただし稼働面では近隣の蒲田・川崎エリアに対して出来ることはなく、発展性は非常に低い。本命は今冬オープン予定の『PIA町田新館』だが、雑色を足掛かりにしての蒲田方面への発展も期待したいところだ。


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