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「Pとある魔術の禁書目録」のヒットにより損失額は縮小 ~藤商事、2021年3月期第3四半期決算

藤商事は29日、2021年3月期第3四半期決算短信(2020年4月1日~2020年12月31日)を発表。売上高143億1200万円(対前年同期比マイナス24.4%)、営業損失25億6600万円(前年同期は10億7800万円の営業損失)、経常損失24億7200万円(前年同期は13億1000万円の経常損失)、四半期純損失24億7700万円(前年同期は23億5600万円の純損失)。新規大型タイトル「Pとある魔術の禁書目録」が追加販売を実施するほどのヒットとなり損失額は縮小した。

「Pとある魔術の禁書目録」については、SNSを中心とした事前プロモーション活動により業界内外から注目を集め、導入後の稼働も好調を維持。パチンコホールからのニーズに応えて追加販売したことにより、販売台数は当初の計画を上回る1万7000台となった。このほか「Pリング 呪いの7日間2」(1万1900台)、「P遠山の金さん2 遠山桜と華の密偵」(6700台)などを販売し、パチンコ機の累計販売台数は計3万6600台(前年同期比マイナス11.7%)、売上高は143億600万円(同マイナス8.9%)となった。なお、パチスロ機については当期間中の新機種の発売はなかった。

第4四半期以降は、「FAIRY TAIL」「緋弾のアリア」などパチンコ機の人気シリーズ機を順次投入する予定。一方、パチスロ機の販売予定はなく引き続き型式試験の適合機種確保によるラインナップの構築に努めるとしている。2021年3月期についてはパチンコ機だけで6万5000台の販売台数を見込む。

なお、通期の連結業績予想に変更はなく、売上高246億円、営業損失10億円、経常損失10億円、当期純損失20億円とした。

株式会社藤商事


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