平和は13日、2021年3月期の連結決算を発表。売上高1077億4400万円(対前期増減率マイナス25.5%)、営業利益53億1100万円(同マイナス77.4%)、経常利益57億9900万円(同マイナス75.1%)、純利益8億6500万円(同マイナス94.5%)。新型コロナウイルスの影響に伴う、遊技機事業における販売台数の減少、ゴルフ事業における顧客単価の低下等により、減収減益となった。
遊技機事業においては、パチンコは「ルパン三世 復活のマモー」(1万6040台販売)、「戦国乙女6 暁の関ヶ原」(1万6014台販売)等を発売し、販売台数は4タイトル4万9890台(前期比マイナス4万5593台)。パチスロは「南国育ち30」(1万7733台販売)、「戦国乙女3 天剣を継ぐもの」(6200台販売)等を発売し、販売台数は6タイトル3万5393台(前期比マイナス3万3524台)。
パチンコ・パチスロ共に販売台数が前期を下回り、セグメント別の売上高は332億9200万円(前期比マイナス46.0%)、営業利益は2億8700万円(同マイナス98.4%)で、減収減益となった。
ゴルフ事業では、新規に5ゴルフ場を取得。第2、3四半期における来場者の大幅な回復があったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による第1四半期における業績の落ち込みを補うまでには至らず、セグメント別の売上高は744億5200万円(前期比マイナス10.2%)、営業利益76億2400万円(同マイナス17.9%)だった。
2022年3月期は、旧規則機が撤去期限を迎えるため、2021年3月期よりも入替需要が高まることを想定し、パチンコ8タイトル10万8000台(前期比プラス5万8110台)、パチスロ5タイトル5万2000台(前期比プラス1万6607台)の販売を見込む。またゴルフ事業では、「商品価値の向上」「経営イノベーションの推進」「良質なゴルフ場取得の継続」を重点方針として、更なる成長を目指していくとした。
2022年3月期の連結業績予想は、売上高1507億円、営業利益223億円、経常利益214億円、当期純利益139億円とした。