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【レポート】目標遠く、5月末時点の新規則機比率は62.91%

現在、パチンコ業界では一部改定された21世紀会決議に基づく進捗計画の新目標に沿って新規則機への移行を進めている。本稿では弊社DB「新P‐Search」をもとにした最新の新規則機比率を掲載する。

2021年6月3日時点のDB上における総設置台数(集計台数)のうち正確に算出できた台数(算定台数)のみを対象としており、全体のカバー率は91.5%。掲載する数値はいずれも算定台数ベースのため、実際に設置されている台数とは異なる場合がある。前回の数値は5月10日時点のデータを参照した。

※データは弊社DB「新P-Search」より、インターネット上に公開されている情報にもとづく。「前回比」は2021年5月10日調査時の数値。

6月3日時点の全国ホールにおける新規則機比率はパチンコ68.36%、パチスロ54.54%、合計で62.91%。前回(5月10日集計)の61.07%から1.84ポイントの上昇に留まった。「新目標」では5月末時点「65%」、6月末「70%」等が定められているが、あくまでも目処であるために移行は進んでいない。

【関連リンク】21世紀会、決議改定でパチンコ・パチスロ旧規則機の設置期限を延長

パチンコは前回から旧規則機が約4万2000台減少し、新規則機は約5万3000台の増加。「ぱちんこ ウルトラマンタロウ2」や「P大海物語4スペシャルBLACK」といった大量導入機種が豊富だった影響と思われる。なお「算定台数」は前回から1万台増加しているが集計台数は減少しており、機種名の表記が曖昧で算定出来なかった旧機種が撤去によって削除されたことが原因と考えられる。

パチスロは約1万8000台が新規則機に入れ替わっている。新機種は最多と思われる「SLOTアルドノア・ゼロ」が約6000台、「WUG」約4000台などほかを合計しても1万8000台には届かない状況であり、「アイムジャグラーEX」の増産分等のほか6号機旧機種の再導入も盛んに行われているものと思われる。特に30パイ機では一部ホールが設置を継続していた「沖ドキ!‐30」が規則上の認定切れを迎えたことによって新規則機への入替が進んだ。

6月期の新台販売予定を見ていくと、パチンコは「P牙狼月虹ノ旅人」の約3万台予定を筆頭に5~6万台前後が見込める。パチスロも「パチスロガールズ&パンツァー 劇場版」や「パチスロ鉄拳4デビルVer.」など機種数は少ないものの合計で2~3万台程度導入されると思われる。仮に新台をすべて旧規則機と入替えた場合、6月末時点における新規則機比率の予測値はパチンコ約70%、パチスロ約57%となり、合計では約65.5%程度である。

進捗は芳しくないが、7月~8月にかけて「Pスーパー海物語IN沖縄5」をはじめとした「海物語」シリーズを筆頭に、「SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語」や「パチスロコードギアス 反逆のルルーシュ3」といった話題機の大量導入が見込まれるため、移行の速度は上昇するだろう。7月末「75%」の目標値は確実に割り込むが、9月末「80%」に届くかどうかのスローペースとなっている。


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