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2月に閉鎖したパチンコホールは44店舗に上る、依然として閉店ラッシュは継続中で二極化が更に進行

2022年2月1日を以って新規則機時代へと突入したパチンコ業界。例外的に一部機種・一部地域においては旧規則機が残存してはいるものの、ほぼ全ての遊技台が新規則機へと置き換わったことは周知の通りである。

そんな状況下で、1月中には130軒以上のパチンコホールが閉店・休業を選択していたものだ。これは文字通り「近年最大級の閉店ラッシュ」だったと評せることだろう。

そして2月に入ると、(パチンコCR機やパチスロ5号機が市場から姿を消したことで)特にパチスロの集客面では多くのホールが苦戦している状況だ。稼働の見込めない遊技台を無理して設置する意味合いも薄く、大手ホールも含めて多数の店舗でベニヤ対応が見られている点も致し方ないところ。

当然のように、閉店を選ぶパチンコホールは引き続いて顕在化しているのが現状だ。2月中に閉店した店舗数は(実質的な閉店とみられる休業店舗も含めると)計44軒に上っている。1月期よりはだいぶ少なくなったものの、依然として閉店ラッシュは継続中といった感じか。

閉鎖ホールの内訳をみると、やはりというべきか、総設置台数が300台以下の小規模ホールが目立つ。ちなみに現時点では、そうした小規模店が全国にまだ2000軒以上も残っている状況。むろん顧客から高い支持を集める優良ホールも多数あることだろうが、それ以上に集客に苦戦している店舗の方が多いはず。

地域に密着した店舗が1軒でも多く残ってくれることを期待したいところだが。閉店ラッシュがまだまだ続くことは避けられそうにない。特に、旧規則機の残存割合が高い大阪では、主要機種の期限切れと合わせて閉鎖するホールもそれなりに出て来そう。パチンコホール受難の時代はまだ始まったばかりである。

一方で「思っていたよりは客足も落ちていない」「結局必死でやるホールはなんだかんだいっても残るもの」、そんな前向きな声が聞かれることもまた事実だ。二極化は更に進行していくことだろうが、指をくわえて見ているホールばかりではない。ピンチをチャンスに。


コメント:52件 コメントを書く

  1. 店舗は減っても良いから!楽しく勝ち負けの出来る様にセットして欲しいですよね

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  2. 2極化というよりは、なんとか延命できてるホールが多いだけだろう。

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