一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進)は2月8日、令和4年2月度の部会・理事会を全面web方式で開催した。
部会では、ダイコク電機DK-SIS室の片瀬宏之室長が「DK-SISにみる2022年」を演題に講演。遊技機分析ならびに市場動向の見通しに明るい同社の講演には大勢の会員が参加した。
冒頭、片瀬氏は2021年中の営業成績を振り返り、種別・貸玉料金別に前年比を示しつつ、4円パチンコでは稼動・粗利・売上ともに2020年を上回る結果であったと説明。また、今年の正月営業(2021年12月29日~2022年1月4日)でも4円パチンコは好調であったことを示した。一方で、4円パチンコの時間粗利が年々上昇を続け、稼動時間は低下を辿る反比例の関係が続いている点をあらためて指摘。そのうえで「稼動時間は時間粗利を抑えない限りさらなる回復が見込めない。時間粗利を下げ、長く遊んでもらうことが望ましいのではないか」と、バランスの重要性を訴えた。
パチスロに関しては2月以降、新規則機のみとなった市場の動向を解説。特にノーマルやAT系といったタイプ別や、店舗ランクと導入台数の相関等といった様々なセグメントを俯瞰した図表を用いて説明を行った。
その中で片瀬氏は、話題性の高い機種を集客力が強い店舗が導入しても、設置台数が多すぎるとアベレージが低下する点を報告し、適切な台数を意識することにより過剰な新台購入を抑えていくことが業績向上に必要な考え方だとした。