新年度を迎えてパチンコ業界にも多数の新入社員が加わっている。ちなみに昨年はコロナの影響もあってその数を大きく減らし、且つ対面での入社式を避ける動きも出ていたものだが。今年は多くのパチンコ経営企業で(コロナ対策を徹底しつつ)従前通り入社式が開催されていた。
情報公開している企業のニュースリリースなどを参照して、パチンコホールにおける「新入社員の採用状況」を集計してみた結果が下表である。なお、あくまでも全体のごく一部に過ぎない点にご留意いただきたい。
■パチンコ経営企業における新入社員数
2022年度 | 2021年度 | |||||
男性 | 女性 | 合計 | 男性 | 女性 | 合計 | |
マルハングループ | 118名 | 60名 | ||||
アンダーツリーグループ(キコーナ) | 69名 | 22名 | 91名 | 114名 | 24名 | 138名 |
NEXUSグループ(D’station) | 39名 | 43名 | 82名 | 28名 | 19名 | 47名 |
延田エンタープライズグループ(123) | 38名 | 56名 | ||||
ダイナムグループ | 19名 | 5名 | 24名 | 13名 | 8名 | 21名 |
善都グループ(ZENT) | 8名 | 13名 | 21名 | |||
ABCグループ | 16名 | 4名 | 20名 | 4名 | 4名 | 8名 |
平成観光グループ(KEIZ) | 8名 | 8名 | 16名 | 15名 | 7名 | 22名 |
ニラクグループ | 7名 | 7名 | 14名 | |||
玉屋グループ | 4名 | 4名 | 8名 | 4名 | 4名 | 8名 |
対象グループ内で「2022年度における新入社員数」が最も多かったのは、やはり『マルハン』で118名だった。なお、2021年度では60名となっていて一昨年の137名から半減していたが、再びコロナ禍前の採用水準に近付いた格好だ。
なお、マルハングループが社内カンパニー制となって初めてとなる昨年(2021年度)には、合同入社式として執り行われていた。その上で「東日本カンパニー」「北日本カンパニー」「西日本カンパニー」にそれぞれ新入社員が加わっていたものである。ただし今回(2022年度)においては「東日本」と「北日本」が別の場所で入社式を実施したのに対して、「西日本」では行われなかったようだ。この辺りの動きも興味深いところといえるだろう。
また、リーディングカンパニーである『マルハン』に次いで新入社員数が多かったのが『アンダーツリー(キコーナ)』である。男性69名・女性22名の計91名が新たなメンバーとなっていた。ちなみに昨年(2021年度)は多くの企業が採用活動を抑える中で、過去最高となる総勢138名の新入社員を迎え入れていたもの。近年のパチンコ業界において主役級の存在感を発揮しているグループ企業であり、人材(人財)への投資にも抜かりなしといったところか。
そして3番手となったのが「Dステーション」の屋号でお馴染みの『NEXUS』だった。こちらは1都11県にて60軒ものパチンコホールを展開している一大チェーンである。本年3月9日には『スーパーDステーション新開地店』のグランドオープンを果たし、更に福岡県にて営業してきたパチンコホール2店舗を傘下に収めたばかりである。
そんな『NEXUS』には今年82名が新たに加わっているが、半数以上となる43名が女性となっていた。パチンコ事業以外にもフィットネス事業・温浴事業などを展開していることも関係しているのだろう。SDGsへの取り組みに積極的な同社らしい一面ともいえるかもしれない。
いずれにしても、新入社員の皆さんにとっては新しい門出だ。業界にフレッシュな新風を巻き起こしていただきたいものである。
マルハンの前を通ったら小便してゴミ捨て場としての場所なので、ゴミが溜まったらまた持っていきます。
第一希望がパチンコ店員ってことはないだろうから、ある程度金貯めながら転職活動をするんだろうな。そういう堅実さがないとね!