中部遊技機商業協同組合(中部遊商)は12日、名古屋市中区の名古屋観光ホテルにおいて第54回通常総会を開催。6議案を審議し、全て原案通り可決承認している。
山名泰理事長は冒頭の挨拶で「業況の回復なくして私ども販社の隆盛はない。旧規則機から新規則機となった今年は業界全体の正念場」と気を引き締めた。
事業報告によると、令和3年度の打刻書類発給状況は、新規則機への入替や認定申請が増加したことなどにより、流通総数9万9166台(前年度比プラス38%)、打刻件数5万8255件(同プラス25%)とそれぞれ増加した。社会貢献活動においては、防犯カメラ15台の寄贈、児童養護施設(東北6県)に180万円寄付、献血活動等を実施した。令和4年度事業計画では重点推進事項として「適正かつ適法な事業活動」「組織間の連携と効果的な業務」「不正遊技機の撲滅と流出の未然防止」「社会貢献活動」「効果的な複利厚生事業の推進」を盛り込んだ。
また、愛知県警察本部保安課の松崎好伸課長補佐が「中古遊技機流通上の問題点と留意点」を演題に特別講演を行い、撤去遊技機の適正処理、遊技機の流通における業務の健全化、遊技機の不正改造の絶無、ぱちんこのめり込み対策などを要請した。