富山県遊技業協同組合(富山県遊協)は5月30日、富山市内の富山電気ビルデイングにおいて令和4年度通常総会並びに組合創立60周年記念式典を挙行した。
主催者を代表して永森豊隆理事長は、「遊技業界の長い歴史の中で現在が一番厳しい状況に置かれているように思う。この60周年を機に組合員一同が一致団結して、私たちをずっと支えていただいたお客様を裏切ることなく、ホール経営を進めていきたい」と決意を述べた。
続いて、記念事業実行委員長を務める山本容基理事が「我が業界は今まさに大きな転換期にある。未来につなげていくためにも、今一度組合理念である『総親和』の精神を原点として手軽で身近な大衆娯楽の提供を進め、社会貢献活動など社会的責任を大いに果たしていかなければならない」と述べ、記念式典の開催を告げた。
表彰式では、組合功労者、永年役員・勤続者を表彰。また来賓祝辞では、富山県警察本部生活安全部の高島秀之部長が「ぱちんこは娯楽の殿堂・憩いの場として多くの方に親しまれている一方で、のめり込み・依存といった諸課題がある。手軽で身近な大衆娯楽として盛り上げるとともに、依存対策にも引き続き取組んでいただきたい」と述べ、ぱちんこ営業の健全化を要請した。