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元取締役岡田和生氏らが「オカダ・マニラ」占拠を継続、TRLEI四半期実績を公表できない事態に

「オカダ・マニラ」

ユニバーサルエンターテインメントは12日、フィリピンにて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を運営する「TIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC.」(TRLEI)の2022年12月期第2四半期実績(速報値)について、同社の元取締役である岡田和生氏とその指示を受けたグループが、現在も「オカダ・マニラ」の占拠を継続しているため、「当社に対して一切の情報提供を拒んでおり、通常の日程での速報値の公表ができない状況」として、公表を延期すると発表した。

同社グループは本年5月2日、フィリピン最高裁判所第二部に「岡田氏をTRLEI取締役、CEO、株主、会長として解任される前の原状を回復せよ」という命令に対し再審理を申し立てた。同社は、この申し立てに基づいて行われている最高裁による再審理の結果が出次第、速やかに「オカダ・マニラ」の施設奪還を実行し、従業員の安全確保、営業の正常化を進めていくとしている。

また、同社は「TRLEIの議決権の99・9%を保有する親会社は、香港企業である『Tiger Resort Asia Limited』(TRA)であり、TRAは同社の100%子会社であること、及びTRAの取締役は同社が選任した者であることは、香港法に基づき当局に認められ、香港において登記され公開開示されている」と主張。そのうえで、今回の岡田氏及びその協力者の行為は香港法において、公文書の偽装及び詐欺、横領等の重大な違法行為だとして、香港当局に刑事告発を行う方針を示している。

なお、今年日に予定していた202212月期第四半期決算発表日についても未定とした。


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