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多くの常連客に支えられている北海道函館市の『パチンコ富士』、根底にあるのは「地域を盛り上げたい気持ち」

新台入替に頼らない地域密着営業を実践する店舗として、ホール関係者の間でもしばしば話題となってきた北海道函館市にあるパチンコホール『パチンコ富士』。今年5月に同店に関する記事を更新したところ大きな反響があったため、改めて同店を訪れた。

前回の記事でも少し触れた通り、『パチンコ富士』を代表する取組みの一つとして挙げられるのが「物々交換」である。毎日午前11時から午後11時(正午から30分間はお昼休憩)まで、地域の人々が自分たちが使わなくなった物を持ち寄り、隣接した建物内(1階と2階)で交換するというシステムで運用されている。

会場をのぞいてみると、生活雑貨や衣類などが所狭しと並べられている。品数は非常に多い。会場には「善意と善意の交換から地域の輪を広げ、憩いの場として地域を盛り上げ豊かな函館にしていきたいと考え開催しています」と書かれた張り紙があった。この「物々交換」は『パチンコ富士』の「地域を元気に豊かにしたい」「地域を盛り上げたい」等の強い思いが現れた取組みだと感じたものだ。

また、同店では地元企業や授産施設などと提携した商品を提供している。野菜などの生産物であったり、手作りのものだったりと種類はさまざま。その中でも目を引くのは、函館で採れた旬な海産物「お刺身」である。第2・第4土曜日に3~4パックを、1円パチンコならば約1200玉で提供している。その中身はイカ刺し、マグロ、ホタテ、白身魚と盛りだくさん。そのほかにも、住まいのリフォームや、お困りごとへの対応まで行っているのであった。

こういった地元に密着した取組みが取り上げられることが多い同店だが、接客スキルの高さも同店の強みだと訪れるたびに感じている。彼らは常に笑顔を絶やさず、キビキビと接客を行う姿は見ていて気持ちが良い。今でも同店ではドル箱を使用しているが、コールランプを押すと、笑顔の従業員がドル箱の交換にやって来る。

同店の従業員は社歴が長く、お客さんから顔を覚えられていて、対応する際には必ずと言っていいほどお客さんに明るい声がけをおこなっている。話しかけられたお客さんは、自分が常連客と認められた嬉しさから、また『富士』を訪れる。

周りの中小店が苦戦しているのに対し、『パチンコ富士』が長年営業を継続出来ているのは、こうした多くの常連客に支えられているからなのだ。

単に新台入替を行わないだけでなく、本当の意味での地域密着営業で他のパチンコ店と一線を画す『パチンコ富士』。これからも同店の取組みについてレポートしていきたい。


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  1. 外見見たら温泉施設に見えちゃった

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