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新規則機時代に突入したパチンコホールでは改装オープンの件数が前年比で40%ほど増加、「USBポートの新設」等で遊技環境面の改善に取り組む

編集部では全国のパチンコホールにおける「リニューアルオープン」等の内容について、情報収集を毎日実施している。そんな中でこの度、(新規則機時代へと突入した)本年2月1日から6月末日までの5か月間に確認出来たリニューアル情報をまとめてみた。

期間中に確認できた全国のリニューアル件数は2115件となっており、1カ月あたりの平均では約420件だ。むろん月ごとの変動も大きく、繁忙期等には1カ月に1000件以上のリニューアル案件が出ているが、閑散期には300件程度まで減少していた。

ちなみに昨年同時期は1カ月あたり平均で300件強となっていたため、新規則機への移行が完了したことでリニューアルオープンによるテコ入れを図るホールが(昨年よりも)若干増えていると総括できよう。

リニューアルの内容別に内訳をみていくと、「各台計数機の導入・増台」が154件とトップであり、コスト低減の一環として導入店舗数は依然として増加の一途を辿っている。なお、パチンコ・パチスロ別で見るとパチンコへの各台計数機導入が未だ圧倒的となっており、パチスロ側は期間中で6件しか確認出来なかった。

リニューアル内容で最も多かった「各台計数機の導入・増台」

ただ、その一方で各台計数機から「玉積み営業」に戻すホールも出ているのは周知の通りだ。件数自体は昨年同期と大差ないが、引き続き主力機コーナーを中心に出玉感の創出に努める動きが目に付いたものである。

続いて「ジャグナビ」や「デジ太郎」といったデータ表示機・ナビの導入(増台)が148件確認できて二番手となっていた。とりわけ「ジャグナビ」シリーズの導入・増台が90件と圧倒的だが、新規則機移行にあたって「ジャグラー」シリーズの導入・増台タイミングと重なった点も大きいことだろう。

更に、昨年から増加傾向にある内容では「USBポートの新設・増設」が目立つ。ややパチスロ側への導入が優勢ではあるが大差はないところ。また関連項目としてはモバイルバッテリーの貸出サービスなどを導入する店舗も出ており、無料Wi-Fiの整備とともに近年は注目度の高い項目となっている。

本年は秋にスマスロの導入を控えるなど、大きな環境の変化が予想されるところ。年末以降に大型リニューアルを考えるホールも増えそうで、引き続き情報収集に努めていきたい。


コメント:2件 コメントを書く

  1. どんなに設備が古くても設定が入っているなら行きます

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  2. ギャンブル依存症から巻き上げるためですね

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