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遊技機販売台数は前年同月比で微減、セガサミーHDが2023年3月期第1四半期決算発表

セガサミーホールディングスは4日、2023年3月期第1四半期の連結決算を発表した。

それによると、売上高661億1800万円(前年同期比プラス11.2%)、営業利益27億7700万円(同マイナス27.8%)、経常利益42億5500万円(同プラス22.1%)、四半期純利益31億5800万円(同プラス7.4%)。引き続きエンタテインメントコンテンツ事業が業績をけん引、遊技機事業は概ね想定通り推移となった。

遊技機事業においては、パチスロ機では「パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!」(3293台販売)と「ぱちすろけものフレンズ」(2483台販売)など2タイトルの販売を行い、販売台数は8724台(前年同期は9554台)。パチンコ機の新規タイトルは「P頭文字D」(1万700台販売)のみで、1万4018台を販売(同1万5038台)。概ね想定通りの販売台数となり、売上高105億5700万円(前年同期比プラス1.9%)、経常損失6億4600万円(前年同期は14億9400万円の経常損失)。今後は部材調達リスクに引き続き注視しつつ、第2四半期以降、規制見直しに対応した機種の投入を開始していくとし、通期でパチスロ8万4000台、パチンコ11万4000台の販売を計画している。

エンタテインメントコンテンツ事業では、コンシューマ分野においてフルゲーム514万本を販売。また、F2Pが好調に推移し、売上高527億7800万円(前年同期比プラス11.3%)、経常利益81億4200万円(同マイナス4.6%)となった。

リゾート事業においては、「フェニックス・シーガイア・リゾート」の施設利用者数がコロナ禍前の2020年3月期第1四半期を上回るなど、個人客を中心に需要が回復。一方、海外の「パラダイスシティ」においては各国の渡航制限の影響等により、2022年1月~3月のドロップ額(テーブルにおけるチップ購入額)が2020年1月~3月との比較で16.0%、カジノ来場者数は同比31.8%となるなど引き続き低調に推移。その結果、売上高26億4900万円(前年同期比プラス70.9%)、経常損失11億6800万円(前年同期は19億5900万円の経常損失)となった。

2023年3月期通期の連結業績予想に変更はなく、売上高3750億円、営業利益400億円、経常利益400億円、純利益280億円を見込む。


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