新規則機時代へと突入した2022年も4分の3が経過し、残りは3か月となった。その間パチンコホールの閉店ラッシュが続いていることは既報の通りで、全国で営業している店舗数は7350軒ほどまで減少している。(なお、弊社のデータベース上では一部の「ツイン店舗」を1軒としてカウントしているため、警察庁発表数値などとは若干乖離があることにご留意頂きたい。)
上半期では、旧規則機の設置期限を迎えた1月末と、GW明けとなる5月期に閉店を選択したホールが激増。結果的に、本年1月から6月における閉店ホール数の合計は500軒近くまで膨れ上がっていたものである。
2020年および2021年の年間閉店数がそれぞれ600軒ほどであったことを思えば、如何にハイペースで進んでいたかがよく分かる数値といえよう。
なお、7月期は繁忙期を控えていたため閉店数はだいぶ減少。本年最小となる34軒に留まっていた。ただしお盆明け以降は当然のように閉店ラッシュが再加速して、8月中に閉鎖したパチンコ店は76軒に。
7月および8月の2カ月間で計110軒のホールが閉店・休業を選択したことにより、累計閉鎖数は8月末時点で600軒の大台に到達していた。
そしてシルバーウィーク明けにも多くのパチンコホールが閉店し、9月期だけで51軒のホールが市場からその姿を消している。1軒あたりの平均設置台数は371台で、相変わらず小規模ホールの閉鎖が目に付く状況に変わりはない。
それでも徐々に、中規模以上のパチンコ店が閉鎖するケースも増えてきた。『ガイア岐阜駅前店』や『コスモジャパン栄店』などは700台以上の設置台数を有する大型店である。今後のスマート遊技機への移行なども踏まえると、設備投資に対する「費用対効果」という側面から撤退を判断する動きも出てくることだろう。
なお、閉鎖した51軒の中にはパチスロ専門店も11軒含まれていて、神奈川県の『スロットステラ横浜店』や『セブンクラウン』など半数以上が首都圏に位置する店舗だった。
いずれにしても、これにて2022年の9カ月間における累計閉鎖数は650店舗ほどとなっている。残り3か月で仮に50軒ずつ減ったとして、1年間の閉店総数は800店舗となる計算だ。
年初に懸念されていた「1000店舗以上の閉店」とまではいかなそうだが、2020年および2021年と比較すると200軒近く増加する見込みである。
スマートパチスロの導入開始まであと2か月を切ったパチンコ業界。来年からはスマートパチンコの導入も予定されていて、買えるホールと買えないホールの二極化は更に進行することだろう。
1995年には1万8000店舗あったパチンコ店も、7000店舗割れが見えるところまで減少している。
おめでとうございます
閉店ラッシュ継続率90パーセントですね
さっさとパチンコ業界は日本から無くなってください
おめでとう