円谷フィールズホールディングスが8日に発表した2023年3月期第2四半期の連結決算は、売上高422億3000万円(前期比プラス13.1%)、営業利益35億3400万円(同プラス885.9%)、経常利益37億5300万円(同プラス528.4%)、純利益25億3600万円(同プラス702.7%)だった。
PS事業では、パチンコ5万4000台、パチスロ1万8900台を販売し、累計販売台数は8万4300台(前期比プラス8.3%)と順調に推移。そのほかのPS関連事業も順調かつ堅実に推移し、売上高353億3400万円(前期比プラス10.0%)、営業利益19億3300万円(前年同期は4億6900万円の営業損失)となった。
今後は、「スマパチ・スマスロ商品」と「非スマパチ・スマスロ商品」双方の市場ニーズが求められると予想し、ファン並びにパチンコホールのニーズに寄り添ったバランスの良い商品ラインアップを目指す方針。なお、第3四半期に納品予定のパチンコ・パチスロは既に完売しており、その他の商品の販売も順調に進捗しているという。
コンテンツ&デジタル事業は、売上高60億4600万円(前期比プラス44.8%)、営業利益16億2300万円(同プラス112.8%)で増収増益。円谷プロダクションにおいては、国内外のマーチャンダイジング(MD)が好調に推移し、特に中国はじめアジア地域におけるトレーディングカード等MDが大幅に伸長。また、デジタル・フロンティアにおいては、国内大手ゲーム会社を中心としたCG映像制作やNetflixとのVFX映像制作等が引き続き堅調に推移した。
2023年3月期の連結業績予想に変更はなく、売上高1050億円、営業利益60億円、経常利益60億円、当期純利益40億円を見込む。