「設定Ｌ」の存在を隠そうという意図はなかったようだ、パチンコ業界大手の「ダイナム」がＰＢ機に関する謝罪と訂正文を掲載する

「パチスロ１０００ちゃんごらくバージョン」

「ダイナム」グループはパチンコ業界で最大の経営店舗数を誇るナショナルチェーンである。同グループではプライベートブランド（ＰＢ）機の開発にも積極的な取り組み姿勢を見せてきた。「お客様の声をカタチにパチンコを気軽に安心して楽しんでもらいたいという想い」から、本年も４機種を発売・導入済みとなっている。

そんな中でこの度、２０２１年に発売していた「パチスロ１０００ちゃんごらくバージョン」について、公表していた情報の中に誤解を招きかねないものがあったとして謝罪とともに訂正文を同社ホームページおよび公式ツイッターに掲載していた。

要約すると、同機は「設定２～設定６」の５段階仕様だとアピールしていたが、正確には「設定Ｌ」が存在しており６段階仕様になっていますと。でも「設定Ｌ」は実質的に設定２とほぼ同じ数値であり、隠そうとした意図はありませんということらしい。

内容的にはそれほど大騒ぎするものとも思えないところだが、パチンコファンとの信頼関係という意味ではたしかに問題ありと言わざるを得ないか。以下はホームページでのリリースに先んじて公式ツイッターに掲載された本文である。
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この度、『パチスロ１０００ちゃんごらくバージョン』の設定仕様・情報公開において誤解を招く結果になりましたことを、お詫びし訂正させていただきます。
詳細は添付に記載の通りとなります。今回の件を真摯に受け止め、今後の機種開発へ反映し改善・改良を重ねて参ります。
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＜「パチスロ１０００ちゃんごらくｖｅｒ」スペック表記の訂正とお詫び＞
当社プライベートブランド（ＰＢ）遊技機「パチスロ１０００ちゃんごらくバージョン」において、スペック表記に訂正がございますことをお知らせいたします。
なお、訂正に至った経緯は下記の通りです。

１．訂正に至った経緯
本機種については開発当初より、お客様へ安価にお楽しみいただくことを目的に「設定１」を除く５段階設定（設定２～設定６）にて開発を目指してきましたが、ＰＢ機（ごらくｖｅｒ）へのスペック変更過程において、従前の６段階設定を５段階へと改修することに大きな開発期間を要することが判明いたしました。開発期間の延期はコストの増加にも直結するため、設計上の仕様は６段階のままとし、下限値設定（設定Ｌ）のスペック数値および演出発生頻度を設定２とほぼ同一にすることで、運用５段階であることを表現いたしました。また、運用段階での誤使用を防ぐため、導入店舗へのアナウンスを徹底するとともに、設定表記を「１」から「Ｌ」へと変更しております。
上記の経緯より、公式ＨＰ等への表記は設定２～設定６までの５段階のみとしておりました。

２．訂正内容について
お客様からのお問合わせやご指摘を受け、公式ＨＰのほか設置店舗における販促物の表記を下記の通り訂正いたします。（訂正箇所は「設定Ｌ」の追加表記のみです。）

（※本文には設定Ｌを含めた設定ごとのボーナス確率等の表が掲載されています）

本機種はダイナムから設計値・仕様を株式会社オーイズミ様に要望し、製造を委託した遊技機となります。情報公開についてもダイナム側での判断において開示しており、株式会社オーイズミ様の一般機の開発・情報公開の方針と異なります。

この度は、「パチスロ１０００ちゃんごらくバージョン」の設定仕様・情報公開においてお客様に誤解を招く結果となってしまったことを真摯に受け止め、今後の機種開発へ反映し改善・改良を重ねてまいります。

３．本件に関するお問合せ（ダイナムカスタマーサポートデスク）

（※本文にはフリーダイヤルおよびメールアドレスが掲載されています）
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