静岡県を中心にパチンコホールを店舗展開するABC(本社・静岡市駿河区)は14日、静岡市葵区の静岡県総合社会福祉会館シズウエルにおいて「児童養護施設等退所児童応援事業」寄附金贈呈式を開催した。
この事業は、静岡県内の児童養護施設等を退所(卒園等)し、4月より新生活を始める児童を対象に必要な支度費として1名につき4万円を寄附するもの。児童が自立し、より充実した新生活が送れることを願い、必要な品物(家電製品、寝具、スーツ等)を購入する際の資金として2020年より援助している。
贈呈式で冨田和宏社長は「今年もこうしてお役に立てることを嬉しく思う。退所者の皆さんはこれから自立の道を歩むこととなるが、まずは自分の身体を大切にし、未来に希望を持ち大きな夢を描いていってください」と挨拶し、静岡県児童養護施設協議会の渡井すみ子会長に目録を贈呈した。
今年度の対象者は10施設の20名で計80万円を寄附した。これにより寄附金累計額は452万円となった。