パチンコメーカーの「西陣」が廃業することとなった。3月1日(水)の17時頃に「当社からのお知らせ」としてホームページ上に掲載されている。
西陣は1951年創業の老舗遊技機メーカーである。故清水一二氏が桐生市に有限会社清水鋳工所を設立し、パチンコ機の製造を開始。1960年に株式会社西陣へと社名変更し、「ソフィア」を製造部門として桐生で独立させていた。
「人生の1割くらいは、遊んでいい。」
そんなキャッチコピーの元、数々の名機を世に送りだしてきたパチンコメーカーであり、その名を知らないファンは居ないはず。中でも1993年に発売された「CR花満開」は大ヒット機となり、CRシステムの普及に大きな影響を与えたことは周知の通りだ。
ただし近年では販売台数が伸び悩んでいたようにもみえて、そうした背景下で今回の決断となった模様。昨年の「高尾」に続き、パチンコ業界全体に大きな衝撃を与えるニュースとなっている。
なお、同社のホームページ上では以下のように記載されていた。
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2023年3月1日
株式会社西陣
株式会社東京西陣販売
株式会社西陣販売
代表取締役 井置定男
このたび弊社は廃業することになりました。
1951年の創業以来70年あまり、皆様からのご支援を賜り、事業を続けてこられたことに、心より感謝申し上げます。
パチンコ市場の縮小、新型コロナ感染拡大と業界の経営環境は厳しいながらも、ここまで乗り越えてきました。
ぎりぎりまで事業継続に向けて検討してきましたが、市場環境は今後さらに厳しくなる状況にあり、事業を終了し廃業するしかないと決断しました。
長きにわたりお取引いただきました皆様には重ねて感謝申し上げます。
(注)株式会社西陣アーキテクト、有限会社九州西陣販売は、西陣を商号に使用しておりますが、弊社からは独立しており、これまで同様事業を継続しますので、誤解なきようご注意ください。
なお、弊社納入製品についての今後のメンテナンス等は、2023年4月1日より当面の間、以下の会社で行ってまいりますので、そちらにご連絡ください。
●製品の修理メンテナンス等
株式会社ソフィア
●補給部品等
株式会社エース電研
(※本文には住所等が記載されています。)
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古参メーカーで90年代までは強かったよね。
いままでの廃業メーカーよりかなり強いとこなんで正直驚きながら、近年は版権も弱く、自社のリメイクで繋いでた感じはあったね。
いつからだろうか、一部のメーカーが有力版権と「お付き合い」を重視するようになっちゃっておかしくなってるよね。
メーカーは売ったら終わりだの売り惜しみをせずにもっと「機種を育てる」ことをしてほしい。
海や北斗があんなにヒットしたのはメーカーも店舗もあの時代は大事に大事に長期的に「育てて」いた。
ちゃんとメインに据えて他の機種より還元してた。
機械代の回収スパンが違いすぎるよね。今じゃ本命すら持って3か月。。
おいおい、大丈夫か!パチンコ業界