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九州遊商が通常総会、新理事長に國分寿人氏を選出

九州遊技機商業協同組合(九州遊商)は5月30日、福岡市博多区のホテルオークラ福岡において第35回通常総会を開催した。

挨拶に立った岩下卓世理事長は、「長引いたコロナ禍でファンの足がホールから遠のいており、ホール店舗数は減少の一途をたどっている。スマート遊技機の設備投資も出来るホール、出来ないホールに分かれており、ホール間の格差は広がっている。パチスロの稼働は良くなっているものの、パチンコの稼働は少し減少し、ホール内の総客数はあまり増えていないようだ。休眠ユーザーの呼び戻しや新しいファンを増やすことが業界の最重要課題」との認識を示した。また、中古流通台数、認定申請はそれぞれ減少し、販売会社も厳しくなっているとしたうえで、中古機流通の取扱いが、おろそかにならないよう呼びかけた。

議事では全8議案について審議し、原案通り承認。任期満了に伴う役員改選では理事17人、監事2人を選出し、臨時理事会において新たに國分寿人氏を理事長に選任。國分新理事長は、「業界ではホール数減少に象徴されるように、まだまだ厳しい状況が続いている。当然、遊技機や設備を取り扱う我々にとっても厳しい状況だからこそ、相互扶助の精神のもと、活性化に向けて組合員一同が一丸となって、しっかりと取り組んでいきたい」と所信を述べた。

来賓には、福岡県警察本部生活安全部生活保安課の中村健一生活保安課長、九州地区遊技業組合連合会の松尾道彦会長、日遊協九州支部の新冨雅哉支部長、福岡遊協の平岡聖教理事長、回胴遊商の林田伸一副理事長が出席した。中村保安課長は業界に向けて、中古機流通の適正化、依存対策として福岡県ギャンブル等依存症対策推進計画の取組みへの協力を要請した。


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