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余暇進が7月度部会・理事会を開催、パック・エックスの中村部長が「若年層の採用トレンド」をテーマに講演

一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進)は7月25日、東京都文京区のTIME SHARING 本郷三丁目 杏林ビルにおいて令和5年度7月度の理事会・部会を開催。部会では、パック・エックスの営業本部・中村祐希部長が「若年層の採用トレンドについて」と題した講演を行った。

中村氏はまず新卒者の採用市場に関して、「新卒採用に取り組む企業数が大きく減っているということはないが採用人数は減っている。内定から入社に至る割合が低く、採用人数は計画割れしている企業が多い」と説明。また、企業側が積極的に情報発信して仕掛ける従来のイベント型へ新卒者の反応が鈍く、コストパフォーマンスが低下していると指摘。その理由として、Z世代は発信される情報よりも口コミサイトなど第三者の意見を参考にする傾向があることを挙げた。

アルバイト採用については、多様な時間帯や勤務時間で採用できる体制をポイントに挙げ、「早番・遅番といった二交替制を見直してはどうか」などとアドバイスしたほか、正社員採用の難しさからアルバイトの割合が上がりつつあり、適正人員数に対し採用人員数を多めに設定する企業が増えているとした。

また、パック・エックスが独自に収集したホール企業の役職・年齢別の年収データを示しながら、全体の平均年収ベースは上がっているが社会全体の業種の中では順位を下げていることや、年齢別では30代後半から40歳未満が低下しており、平均年齢の若返りを進めている企業が増えていると指摘。その上で若年層が組織(就労)に求める職業感は近年のSDGsに代表される社会性が重要視されていると紹介。仕事の意義や達成することによる社会的な効用を示すことがモチベーション向上につながるとし、「就労側が何を求めて仕事探しをしているのかを捉えた採用戦略、組織戦略を組んでいくことがこれからの時代ではないか」と講演をまとめた。


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