経済産業省大臣官房調査統計グループは15日、「特定サービス産業動態統計調査」の2023年10月分確報値を公表した。
10月期の売上高は前年同月比プラス3.7%の2269億3600万円。10月期は最多導入となったパチスロ新機種やスマパチ2機種が苦戦し、新機種が市場を盛り上げるにいたらず、売上高は繁忙期後に落ち込んだ9月期からほぼ横ばい。それでも、前年同月比でのプラスは16カ月連続となっている。
店舗数は同マイナス2.5%、遊技機の設置台数は同マイナス0.8%とそれぞれ減少。また、従業者数は正社員が同マイナス6.7%、その他従業者はプラス1.8%となった。
「パチンコホール」以外の「趣味・娯楽関連」の4業種では、「ボウリング場」「遊園地・テーマパーク」の売上高が前年同月比でプラスとなった。この2業種は利用者・入場者数がそれぞれ前年を上回った。一方、「ゴルフ場」が5カ月ぶりに売上高が前年同月を下回ったほか、「ゴルフ練習場」は12カ月連続で前年同月比マイナスとなっている。
▼特定サービス産業「パチンコホール」の売上高、設置台数、従業員数および事業所数