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【エリアレポート】「まどマギ前後編」などパチスロ話題機投入も繁忙期後はパチンコへの流入加速 ~東京都千代田区・秋葉原駅周辺

本稿では8月上旬に投入されたパチスロ話題機について、導入直後の8月3日火曜と繁忙期後の同25日水曜午後にそれぞれ稼働調査を実施した。

シリーズ最新作である「SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語」、「パチスロコードギアス 反逆のルルーシュ3」らをそれぞれ大量導入した東京都千代田区の秋葉原駅周辺の状況について見ていく。

『エスパス日拓秋葉原駅前店』

まず各店舗における導入状況だが、「まどマギ前後編」を『エスパス日拓秋葉原駅前店』は70台導入。調査実施時点で全国1位の設置台数である(その後、減台が確認されており、9月1日週の最新データでは47台で全国3位)。『ビッグアップル.秋葉原店』も通常貸玉に55台、低貸玉に11台の計66台で全国2位(最新データでは1位)、『アイランド秋葉原店』の31台も全国では14位(最新データでは13位)に位置するなど、「聖地」らしく大量導入が目立った。

特に『ビッグアップル』では導入直前に大型リニューアルを実施。3、4階のパチスロフロアの改修や増台、各台計数機導入に加えてデータランプは低貸玉も含めて全台がユニバーサル製の「SCLEAR」に変更されているなど、「まどマギ前後編」の導入に合わせた内容となっていた。

各店舗の稼働状況については、導入直後の8月3日はほぼ全店で「まどマギ前後編」が満席となっていた一方で「コードギアス3」がやや席を埋めきれていなかった。また「まどマギ前後編」導入にあたっては多くの店舗が前作「叛逆」を減台。旧規則機である「まどマギ2」も減台は行われたが「叛逆」の3倍以上が残存している。客付きも「まどマギ2」は半数以上が埋まっていたのに対して「叛逆」は3割以下と差が出ていた。しかし調査後の夕方になると新機種も低設定と思われる台が空席となり、その後も稼働することはない状態と見切りの早さは気になったところだ。

『アイランド秋葉原店』

そして繁忙期後の25日の稼働状況をみていくと、「まどマギ前後編」の客付きが41.4%と早くも落ち込んでいる。『アイランド』のみ80.6%と盛り上がってはいたが他店はいずれも3割程度。既に「まどマギ2」の客付きが勝っているという状況だった。「コードギアス」、も同様に空席が目立ち、前作「R2」はほぼ満席と、旧規則機との絶対的な差は埋められない。他の6号機同様に高設定への期待感がなくなればそれまでであり、今回の話題機投入も新規則機移行の促進にはつながりそうもない。

また話題機が投入されたパチスロ稼働が減退したのに対してパチンコは3日から上昇していた店舗が見られる。特に顕著だったのは同時導入だった「PF 機動戦士ガンダムユニコーン」で、3日は導入直後ながらいずれの店舗でも空席が出ていたのに対して25日にはほぼ全店舗で満席となっていた。他主力機の稼働状況はほぼ変わらず「ユニコーン」だけが伸びていたことから、失望感の大きいパチスロユーザーの回遊先として選択されているように見える。

パチスロを目当てに来店していると思われる秋葉原駅周辺エリアでさえパチンコへの流入がハッキリしてきている状態があと数カ月で変わるのだろうか。新規則パチスロへの移行がますます困難に見えた。


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