九州および関西エリアを中心にパチンコホールをチェーン展開するイクティスグループ(本社・福岡市中央区)の18店舗目となる新店『ヴィーナスギャラリー姫路白浜Ⅱ』が11月11日にグランドオープンした。
敷地内に建てられた低貸専門の別館
新店は湾岸沿いを走る国道250号線沿いに立地する既存店舗『ヴィーナスギャラリー姫路白浜Ⅰ』の敷地内に建てられた低貸専門の別館であり、設置台数は1円パチンコ160台、6.02円パチスロ126台の計286台。台間は広く、全台に各台計数機、USBポートを設置するなど、低貸専門店としてはかなり充実した遊技環境と言えるだろう。
ただ、グランドオープンというよりも、実質的には『姫路白浜Ⅰ』の増床というイメージが強く、実際、両店の店舗ホームページでは「総台数1046台」「新たな旗艦店」などと謳っている。なお、『姫路白浜Ⅰ』においては貸し玉比率変更のリニューアルを敢行。1円パチンコ40台を4円に、5円パチスロ40台を21.74円にそれぞれ変更し、通常貸し比率を高めている。
『マルハン姫路野里店』が定量制コーナーを実施
ちなみに競合店舗となる『マルハン姫路野里店』では、1島40台を定量制コーナー(3000個)として運営。「トキオ」シリーズなどの羽根タイプに加えて、半分以上が「ちょいパチ」という機種構成だ。
同コーナーに配置されていた女性スタッフに「定量制」とは何か尋ねてみたところ、「3000個出たら出玉交換になります」と、なんともシンプルな返答が返ってきた。詳しくないスタッフを配置している時点で、あまり力を入れていないのかと思ってしまったが、調査時(15時頃)は打ち止め台が数台あり、客付きも3分の1程度とまずまずの賑わいを見せており、地域のユーザーからは一定の支持を得ているようだ。
遊技料金のバリエーションが多いエリア
また、同エリアの調査を通じて、通常貸玉・メダルにおける遊技料金のバリエーションの多さが目についた。大抵は外税対応しているかどうかの2種類だが、同エリアにおいては(低貸専門店を除いた)7店舗のうちパチンコは「4円」「4.08円」「4.17円」の3種類、パチスロについては「20.41円」、「20.83円」、「21.28円」、「21.74円」の4種類が存在。パチンコは「4.08円」が5店舗で最多、パチスロは他エリアではあまり見かけない「20.41円(1000円49枚)」が4店舗で最多となっている。
『ヴィーナスギャラリー姫路白浜Ⅰ』『ヴィーナスギャラリー姫路白浜Ⅱ』は、これからどのような戦略で盛り上げていくのか、引き続きウォッチしておきたい。