大阪府東大阪市のパチンコ店『ミクちゃんアリーナ東大阪店』をベニス産業グループが事業承継、既存店との住み分けにも注目したい

『ミクちゃんアリーナ東大阪店』

大阪府東大阪市にて営業中のパチンコホール『ミクちゃんアリーナ東大阪店』がベニス産業株式会社に事業承継されることが１０月２６日の官報に公告されていた。

同店は東大阪線「水走出口」から大阪方面へ約１キロほど進んだところに店舗を構えており、パチンコ機４８０台・パチスロ機２６２台（合計７４２台）の大型店だ。兵庫県を中心に２３軒のパチンコホールを展開する「タツミコーポレーション」グループが運営してきたホールである。

同社では（店舗統合も含めると）本年既に６店舗を閉鎖していて、事業構造の見直しを推進している様子がうかがえる。

一方で『ミクちゃんアリーナ東大阪店』を取得した「ベニス産業」グループは、関西圏にてパチンコホールを展開するチェーン企業である。経営店舗は主に「ベニス」の屋号を冠しており計１８店舗を営業中だ。

その内訳は大阪府（１０店舗）、兵庫県（３店舗）、奈良県（３店舗）、京都府（１店舗）、そして滋賀県（１店舗）。１店舗あたりの平均設置台数は５６０台で小規模ホールから大型店まで多肢に渡っていて、１０００台を超える巨艦ホールも４軒運営している。特に旗艦店舗では高い集客力を見せる優良法人の一つと評してよいだろう。

なお、『ミクちゃんアリーナ東大阪店』の周辺でも『ＶＥＮＩＣＥ東大阪店』を始めとして複数の既存店が営業中。こうしたドミナント展開エリアで、新たに取得した店舗をどのように運営していくのか。注目したいところである。