タツミコーポレーションはパチンコ事業のスリム化を更に推進、山口県柳井市の『ミクちゃんアリーナ柳井店』が丸三グループに事業承継される

山口県柳井市にて営業中のパチンコホール『ミクちゃんアリーナ柳井店』が株式会社丸三に事業承継されることが１１月２９日の官報に公告されていた。

同店は「ＪＲ柳井駅」からすぐの場所に店舗を構えており、パチンコ機２６３台・パチスロ機１５５台（合計４１８台）の中規模ホールだ。半径３キロ圏内には『メガガイア柳井店』や『ＲＩＴＺ柳井店』などの競合ホールも点在しているエリアである。

『ミクちゃんアリーナ柳井店』を運営してきた「タツミコーポレーション」グループでは２０店舗を営業しているが、近年ではパチンコ事業のスリム化を推進。店舗統合や売却も含めると本年の閉鎖店舗はこれにて９軒目となっている。なお、山口県での経営ホールは無くなり、残るは兵庫県および大阪府のみとなったことも付記しておきたい。

一方で、同店を取得した「丸三」グループは島根県を中心にパチンコホールを展開するチェーン企業である。経営店舗は全て「丸三」の屋号を冠しており計１８店舗を営業してきた。その内訳は島根県（１３店舗）、山口県（３店舗）、兵庫県（１店舗）、そして岡山県（１店舗）だ。１店舗あたりの平均設置台数は３９１台と小規模ホールが目立つ店舗構成になっている。

近年では閉鎖店舗も見られず、島根のリーディングカンパニーと評せることだろう。事業拡大を期待できる企業グループの一つだけに、今後の動向にも注目していきたいところだ。