オークランド観光開発の旗艦店はマルハンの傘下へ、青森県弘前市のパチンコ店『トマト７２０』が事業承継される

青森県弘前市にて営業中のパチンコホール『トマト７２０』がマルハングループに事業承継されることが８月２５日の官報に公告されている。

同店は弘南鉄道大鰐線「千年駅」から１キロほど東側に位置しており、パチンコ機４１６台・パチスロ機１９６台（合計６１２台）の中規模ホールだ。

半径５キロ圏内には『ＵＳＡ弘前店』や『ジャムフレンド弘前』といった競合ホールに加えて、『マルハン弘前店』も存在しているエリアである。

そんな競争環境下にて『トマト７２０』を運営してきたのはオークランド観光開発（株）。同社は愛知県に本拠を構え、計３店舗のパチンコホールを営業してきた。中でも『トマト７２０』が名実ともに旗艦店舗であったが、この度マルハングループへと事業承継させることに。

一方で、同店を取得したマルハングループは近年Ｍ＆Ａによる拡大路線が加速している。昨年だけでも６軒の既存店を取得していたものだ。

本年１月には長野県長野市の『ベガス１３００』を傘下に収め、４月に『マルハンメガシティ長野』としてグランドオープンを果たしたことも記憶に新しいところだろう。今回はそれ以来の店舗取得となっている。

なお、取得ホールの半数以上が「北日本カンパニー」となっていて、会社ごとに異なる戦略傾向が見られるのも興味深いところだ。

●マルハングループにおける２０２２年および２０２３年の取得店舗一覧
２０２２年　４月：『メガガイア盛岡みたけ』（岩手県１２６１台）
２０２２年　８月：『プラスイーグル砂川店』（北海道５１６台）
２０２２年　８月：『フィーズ茶屋が坂駅前店』（愛知県４３９台）
２０２２年１０月：『Ｐ－ＺＯＮＥ広面店』（秋田県３９２台）
２０２２年１１月：『アムズツインパーク』（茨城県７３６台）
２０２２年１１月：『メガガイア清水町伏見』（静岡県１２７９台）
２０２３年　１月：『ベガス１３００』（長野県１１７７台）
２０２３年　８月：『トマト７２０』（青森県６１２台）

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